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ペガソス計画(21) - 週刊「ファランクスを作る」

 前回の続きです。

 外部入出力の制御を、「分散型」から「集中型」へ変更したことに合わせ、制御回路も刷新しました。

Tiny Phalanx Original Control Circuit

 左側が、以前に作製した参号機で、右側が、今回作り直した四号機です。

#どんだけ作り直してるんだよと。0xF9C7

Tiny Phalanx Original Control Circuit

 偏差射撃のための係数把握に備え、タイニー・ファランクスの設置位置を精確に確認するため、GPS測定モジュールを搭載しました。

 GPS測定モジュールには、「みちびき」にも対応した、Adafruitの「Ultimate GPS FeatherWing」(24.95ドル)を使っています。

 また、TFTディスプレイとHDMIスプリッターに+5Vを供給するため、それぞれに独立した電源回路を設けました。(各最大1.5A)

 さらに、主制御装置をJetson TX2に切り替えたことにより、ロジックレベルが+3.3Vとなったことから、これに対応する電源回路を設けました。(最大500mA)

 +3.3Vは、Jetson TX2からも供給できますが、メイン回路に負担を掛けないよう、あえて独立の電源としています。

Tiny Phalanx Original Control Circuit

 こちらも、以前に作製した回路を作り直したもので、参号機となります。

 右半分は、PC用の冷却ファンをPWM制御するための回路で、Adafruitの「EMC2101 I2C PC Fan Controller and Temperature Sensor」(5.50ドル)を4つ使っています。

 この回路は、I2Cのアドレスが固定であるため、同じくAdafruitの「TCA9548A I2C Multiplexer」(6.95ドル)を使って、アドレスを多重化しています。

 左半分は、基台の内部照明のための高輝度LEDをPWM制御するための回路で、Switch Scienceの「PCA9632DP1 I2C 4ch LEDドライバ基板」を使っています。

Tiny Phalanx Original Control Circuit

 高輝度LEDをドライブする回路は、チップ型のMOSFETを2段に組み合わせ、変換基板を改造したものに載せています。

Tiny Phalanx Original Control Circuit

 基台の後部です。

 空中配線の多様で、グジャグジャになりつつありますが、制御回路が完成した暁には、ちゃんと整理する予定です。

(つづく)

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