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ペガソス計画(12) - 週刊「ファランクスを作る」

 前回の続きです。

 再び、基台の作製に戻ります。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 今回は、「Jetson TX2 Developer Kit」や「ArbotiX-M Robocontroller」などを収容する、ベースボードです。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 Snapmaker 2.0 A350を使って、5mm厚のアクリル板を削り出します。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 ミリング完了。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 中央の段付き穴は、φ4.8mmの帽子型高輝度LEDを取り付けるためのものです。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 スライドレールのところに、仮組み。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 固定位置まで、スライドさせたところ。

 怖いくらい、計算どおり、ピッタリ嵌まりました。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350

 ベースボードの裏面です。

 裏面には、「Jetson TX2 Developer Kit」用のSSDと、内部照明用の高輝度LEDを埋め込んであります。

 帽子型の高輝度LEDは、いずれも3chipのもので、透明な方が、赤色の「OS5RKE56C1A」で、黄色く見える方が、白色の「OSWX4E56F1A」です。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350, Jetson TX2 Developer Kit, ArbotiX-M Robocontroller

 「Jetson TX2 Developer Kit」と「ArbotiX-M Robocontroller」を取り付けたところ。

 裏面のSSDとは、Ainexの「シリアルATA延長ケーブル 電源セットコネクタ」(SAT-15EXPA)で接続してあります。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350, Jetson TX2 Developer Kit

 nVIDIAの「Jetson TX2」のヒートシンクには、40mmのPCファンが付いています。

 せっかくなので、冷却性能が高いものに交換することにしました。

CIWS Tiny Phalanx, Noctua NF-A20 5V PWM

 Noctuaの「NF-A20 5V PWM」です。

 基台後面の吸排気用のPCファンは、+12V駆動でしたが、こちらは+5V駆動です。

CIWS Tiny Phalanx, Noctua NF-A20 5V PWM

 その名のとおり、PWM制御により、回転数を細かく設定できます。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350, Jetson TX2 Developer Kit

 nVIDIA純正のPCファンも、PWM制御のもので、4ピンですが、やたら小さいコネクタが採用されています。

CIWS Tiny Phalanx, Noctua NF-A20 5V PWM

 と、いうことで、同じものを探して調達。

 Molexのマイクロコネクタ、51021シリーズ(51021-0400、4ピン)です。

 接続ピッチが、通常の半分の1.25mmのため、コンタクトピンを圧着するにも、一苦労します。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350, Jetson TX2 Developer Kit

 「NF-A20 5V PWM」への交換、完了。

 PCファンをヒートシンクに固定するプレートも、2mm厚のアクリル板から切り出しています。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350, Jetson TX2 Developer Kit, ArbotiX-M Robocontroller

 ベースボードを、基台に組み込んだところ。

 だんだんと、形になってきました。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame Snapmaker 2.0 A350, Jetson TX2 Developer Kit, ArbotiX-M Robocontroller

 冷却性能を向上させた、「Jetson TX2」です。

 早く、こいつをフルパワーで稼働させたいものです。

(つづく)

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