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大画面カーナビ(CN-F1X10BD)の取付(4) - Audi R8編

 前回の続きです。

 “先入観・思い込み”により、思わぬ遠回りをしてしまいましたが、いよいよ大詰めです。

#さぁ、はたして、今回で無事に、完成となるか。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 Panasonicの「CN-F1X10BD」用に自作した、ワイヤーハーネスを、車両側に接続します。

 あわせて、カームフレックスで包んで異音対策を施した、CANバスアダプター、HI/LOWコンバーター、FM/AMアンテナブースターを、車両側に戻します。

#リヤカメラアダプターは、訳あって、あえて接続しませんでした。(後述)

 車両側のワイヤーハーネスは、全部で10本もあり、かなり混み入っています。メインユニットを挿入した際に無理な力が加わらないよう、系統ごとに整理しながら引き回します。

 また、接続したコネクタにも、カームフレックスを巻いて、異音対策を施しておきます。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 メインユニットへ接続するケーブルについて、漏れがないかどうか、チェックをします。

 あわせて、一度「CN-F1X10BD」の電源を入れ、アンテナや拡張ユニットなどが正しく接続されているかどうか、確認します。

Audi R8, Center dash panel ventilation mounting frame

 センタークラスターフレーム(正式名称:「センターダッシュパネルベント用マウンティングフレーム」)です。

 せっかく取り外したので、こちらにも異音対策を施しておくことにします。

 なぜかというと、冬の寒い日など、ごくたまに、走り出して間もなくの状態で、このセンタークラスターフレームの辺りから、「パキッ、パキッ」という異音がすることがあるのです。

#とても4ケタ万円のクルマとは思えない、チープな音が。0xF9D1

 おそらく、熱収縮率の異なる素材を組み合わせているため、気温が低く収縮している状態から、暖気されていくに従って、2つの素材間の“歪み”が解消されることにより、異音が発生しているのではないかと想定しています。
(実際、車内が暖まってくると、異音はしなくなります)

 欧州・北米仕様では、ビルトインタイプの一体型カーナビなのですが、日本仕様では、2DINサイズのカーナビ(Clarion製)に置き換えているため、日本仕様独自の化粧パネルを使っており、この問題が発生しているのかも知れません。

Audi R8, Center dash panel ventilation mounting frame

 センタークラスターフレームの裏側です。

 センタークラスターに押し込まれる部分に、tesaのフリース粘着テープを貼っておきます。

 また、フレームの内側、化粧パネルの面(ツラ)が当たる部分にも、フリース粘着テープを貼っておきます。

Audi R8, Center dash panel ventilation mounting frame

 上部には、ベンチレーションのダクトが、M2.5のタッピングビス(3ヶ所)で、センタークラスターフレームに固定されています。

 こちらの“アタリ面”にも、フリース粘着テープを貼っておきました。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 加工した取付ブラケットを固定した、メインユニットです。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 こちらも、化粧パネルとの“アタリ面”に、フリース粘着テープを貼っておきます。

#こうなったら、徹底的に、異音対策です。もう「パキパキ」なんて、いわせません。0xF9C5

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 メインユニットに、化粧パネルを組み込んだところです。

#目には見えませんが、徹底的な異音対策品です。0xF9F8

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 センタークラスターフレームを、元の位置に戻します。

 ワイヤーハーネスに無理な力が加わらないよう、引き回しを最終チェックします。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 メインユニットを、慎重に押し込んでいきます。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 ケーブルの状態を確認しながら、ゆっくりゆっくり、押し込んでいきます。

 助手席側のグローブボックスと、運転席側のアンダーパネルを取り外してあるため、ユニット裏側の左右から、ケーブルの状態を確認することができます。

 ケーブルに無理な力が掛からないよう、隙間から手を入れて、補正します。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 メインユニットの取り付け、完了。

 センタークラスターフレームに施してある本革にも、傷を付けることなく、埋め込むことができました。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 10V型のディスプレイユニットを、取り付け。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 ディスプレイユニットを、M5のボルト2本で固定し、目隠しカバーを取り付けます。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 保護フィルムを剥がし、完成です。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 さっそく、テスト走行に出掛けます。

 運転席側に、少しだけスイングさせると、ちょうどよい角度になります。

 スライドベースも、いちばん引き出した状態で正解でした。CDを出し入れする際に、ディスプレイユニットを引き倒すのですが、スイングさせた状態で、右下のクリアランスがギリギリでした。

Audi R8, Panasonic Car Navigation System Strada CN-F1X10BD

 画素数は、1280×720pixelありますが、よくよく見ると、ナビの表示は、一部、ネイティブではないようです。

 とはいえ、純正ナビ(Clarionの「J42AE2JP7A1」)とは比べものにならないほど、非常に見やすくなりました。さすがは、業界最大、10V型の「ダイナビッグディスプレイ」です。

 いや~、長く掛かりました。購入してから、すでに3ヶ月が経ってしまいました。

#ふ~ぅ。0xF9C6

 と、思いきや、まだ完成ではありません。リヤビューカメラの取り付けが残っています。

(つづく)

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