またも、長期放置プレイのブツを、思い出したかのようにサルベージ。0xF9C7
知る人ぞ知る、知らない人はまったく知らないという、サウンドサイエンスの「SoundShakit」(PA504-Z2)です。(Web価格:64,800円)
この第四世代「Z」シリーズの最終モデル、「Z2」は、2015年5月にディスコンになっています。
しかも、このパッケージは、標準の「サウンドコントローラー」に替えて、オプションの「サウンドコマンダー」(Web価格:5,400円)が組み合わされています。
まさに、マニア溜飲の、最終限定モデル。0xF9CB
このお宝を、2016年1月に手に入れておきながら(ナイショのルートで新品を)、「楽ナビ」同様、けっきょくPorsche 911に取り付けず、現在に至ります。
この度、Audi R8への、大画面カーナビ(CN-F1X10BD)の取り付けに合わせ、「Sound Shakit」もインストールすることにしました。
#実に、4年3ヶ月もの放置プレイ。0xF9C7
(ツイーターの裏面にある、フォーリングスと「B&O」のロゴ)
まぁ、元々、Audi R8の純正オーディオシステムには、デンマークの高級オーディオ・ビジュアル製品メーカー、「BANG & OLUFSEN」のスピーカーが、標準で使われているのですが。
#さすがは、4ケタ万円のクルマ。0xF9F8
で、ですね、さっそく取り付けに入る訳ですが・・・、
「Sound Shakit」付属の接続ケーブルは、長さがなんと、2.5mもあります。
アンプ側のケーブルは、一応、シールドケーブルになっているのですが、さすがに2.5mは長過ぎますし、第一、ケーブルが硬くて引き回しがし難いのです。
で、このケーブルの先に付いている白いコネクタ、どこかで見たことあるなぁ、と思っていたら、なんと!
ATX電源に用いられているコネクタと、同一であることに気付きました。
#しかも、ピン数もまったく同じの20ピン。(20P+4Pの、20Pの方)
と、いうことで、PC用のパーツを上手く流用し、接触抵抗の少ない接続ケーブルを自作することにします。
ATX用のコネクタ(Molex 5557-20R)と、コンタクトピン(Molex 5558T)を調達しました。
普通に接続ケーブルを作るのであれば、オス側(左側)さえあれば良いのですが、今回は、メス側(右側)も調達しておきました。(なぜかは後述)
ケーブルには、純正のワイヤーハーネスにも使われている、住友電装の「自動車用薄肉低圧電線」を使います。
スピーカー信号用は、0.5sqのAVSケーブル(外径φ2.0mm、導体7本)で、フロント左(白・白-黒ストライプ)、フロント右(灰・灰-黒ストライプ)、リヤ左(緑・緑-黒ストライプ)、リヤ右(紫・紫-黒ストライプ)を使用。
電源用は、少し太めの、1.25sqのAVSSケーブル(外径φ2.1mm、導体19本)で、バッテリー(黄)、アクセサリー(赤)、アース(黒)を使用。
ワイヤーハーネスの結束には、ドイツ、tesaの「ケーブルハーネス用フリース粘着テープ」(tesa 51608)を使います。
ドイツ御三家はじめ、自動車メーカー各社で純正採用されているものです。
PET(ポリエチレンテレフタラート)を基材とする起毛仕上げの繊維素材で、その名のとおり、フリースのような柔らかい手触りをしています。
これをワイヤーハーネスに巻き付けることにより、走行中の振動などによる“カタカタ音”を防止することができます。
材料が揃ったところで、20ピンコネクタに出ている信号の解析に入ります。
こちらは、「Sound Shakit」の配線図。
「Sound Shakit」に使われているケーブルも、ほぼ共通の色のため、それほど難しくはありません。
加工の終わったワイヤーハーネスです。
「Sound Shakit」には、このように接続されます。
#まだ、電源線とアース線とを、接続していませんが。
メス側のコネクタは、このように使います。
「from AMP」からの信号を、「to SPEAKER」へ、ループバックしています。
現在、大画面カーナビ(CN-F1X10BD)の取り付けを行っていますが、「Sound Shakit」との接続は、まだまだ先になりそうです。
そこで、「Sound Shakit」を接続しなくても、スピーカーから音が出るよう、一時的な対処策として作製しました。
#「Sound Shakit」を通さない、“素の音”を確認することができます。
(つづく)
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