DataSystemのドライブレコーダー「DVR3000」を改造し、完全オリジナルとなる「人体検知によるドラレコ電源制御回路」を作製、Audi R8の前後に取り付けたところですが・・・、
またも、ドライブレコーダーを買ってしまいました。0xF9F8
Panasonic(オートモーティブ)のStrada専用ドライブレコーダー、「CA-DR03TD」(オープン価格、購入価格:36,916円)です。
「前方後方2カメラ同時録画対応モデル」ということで、カメラが2つ同梱されています。
外見はまったく同じように見えますが、フロント用とリヤ用に、それぞれ指定があります。
仕様では、前後とも、F値や画角は同じなので、ガラス面への取付角度の調整範囲が異なるのでは、と予想しています。
ところで、せっかく改造した「DVR3000」を、苦労して前後に取り付けたのに、なぜに改めて「CA-DR03TD」を買い直したのかというと・・・、
左右シンメトリーの映像が録れるよう、「DVR3000」を、リアウィンドウの中央に設置したのですが、
なんと、これが邪魔になって、自車の遠方・真後ろが見えなくなってしまいました。
(サーキット走行の記録用としては、いい絵が撮れるのですが)
「DVR3000」は、数あるドラレコの中でも大画面の、3.0インチの液晶を使用し、非常に視認性の高いドラレコです。しかし、さすがに本体サイズが99mm×50mmもあると、それなりの死角を生んでしまいます。
(そもそも、リア設置を想定していませんし)
#当たり前と言えば、当たり前ですが。0xF9C7
これでは、後方から迫り来る白バイや覆面パトカーを、いち早く発見することができません。
(当初からの目的であった、彼らの“不正取締り”のエビデンスを取るどころか、逆に、いいカモになってしまします)
と、いうことで、カメラ部とレコーダー部が分離され、コンパクトな形状となっている「CA-DR03TD」を、改めて買い直すことにしました。
さっそく、バラバラに分解。
本来ならば、光学系に手を入れるべきではなく、ここまで分解する必要はないのですが・・・、
せっかくなので、Panasonicの「有機薄膜CMOSイメージセンサ」とやらを、確認してみました。
#つい、幼い頃からの、“分解クン”のクセで。0xF9C7
超高輝度赤色LEDを埋め込みための、穴を開けます。
いつものとおり、「テプラ技」を使って、精確に位置決めをします。
フライス盤を使って、切削します。
今回は、円筒形の側面の途中に穴を開けるため、角度が水平でなく、通常のドリルでは、一発目の刃入れの際に刃先が滑り、位置がズレる可能性があります。
よって、金属加工用の「エンドミル」を使いました。
はじめにφ0.5mmのエンドミルで前後左右の位置を精確に合わせ、φ3.0mmのエンドミルで切削位置が合っていることを確認し、最後にφ4.8mmのエンドミルで仕上げます。
我ながら、恐ろしいぐらい、精確にシンメトリーにできました。
「テプラ技」を使うことで、テプラの印字の分解能と同じ、0.1mm程度の精度は出せていると思います。
#素晴らしい!0xF9CF
せっかくなので、通常のモデルとは異なることを示すため、樹脂パーツを塗装してみました。
Audi R8のボディーカラー(アイスシルバー)の近似色ということで、タミヤスプレーの「アルミシルバー」(TS-17)を使いました。
いちおう、タミヤの「スーパーサーフェイサー」で下地を作ってから、上色を吹いています。
OptoSupplyのφ4.8mmの帽子型高輝度赤色LED、「OS5RKE56C1A」(300円/10個)を埋め込みます。
ケーブルは、リアのエンジンルーム内を取り回すことから、耐熱性のある、愛三電機の「ADS-VCTF 7/0.12 TA」(54円/m)を使用しています。
逆順に組み立てて、完成。
高輝度赤色LED用のケーブルは、「CA-DR03TD」のケーブルと同じ位置に、中継コネクタを取り付けました。
カメラから伸びる2本のケーブルは、tesa製の「ケーブルハーネス用フリース粘着テープ」を螺旋状に巻き付けて固定し、異音対策をしました。
(自動再生しない場合は、右クリックでメニュー)
とりあえず、動作チェック。
さすが、定格最大の60mAのフルドライブ。照明下で見ても、「目ツブシかっ!?」と思うくらいの、キョーレツな明るさです。0xF9CF
(つづく)
〔関連情報〕
・パナソニック、あおり運転に対応する前後2カメラタイプなどストラーダ専用ドラレコ2機種
(2019年9月4日:Impress Car Watch)
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