自分で言うのもなんですが、ほとんどビョーキですね。0xF9C7
Audi R8のブレーキキャリパーを、“brembo red”に塗装し、BBS Japanの超超ジュラルミン鍛造ホイール、“RI-D 20inch”を装着し、足回り系は落ち着いたかと思いきや、
またも、お届け物が届きました。
#同じAudi用でも、特殊なサイズ(後述)のためか国内在庫がなく、発注から1.5ヶ月ほど待ちました。
中身は、こちら。
「ドイツ車にはドイツ製を」ということで、定番のH&Rの「TRAK+ Wheel Spacers」にしました。
#海外でも、Audi R8用の「Wheel Spacer & Bolt Complete Kit」なるものが出ていますが、米国から買ったつもりが、実は“ちゅーこく製”だったりなんかしたら、目も当てられませんので。0xF9D1
フロントは、10mm(品番:2055571A、定価:23,760円、購入価格:16,200円)、リヤは、15mm(品番:3055571、定価:25,920円、購入価格:17,604円)としました。
Audi R8のホイールスペーサーの選定にあたっては、注意しなければならない点が、1つあります。
Audi R8の強力なブレーキシステムに組み合わせられるローターは、ご存じのとおり、“ひまわり型”のビッグローターで、ベルハット(ローターのハブの部分)の外径が、φ150mmとなっています。
一方、Audiの一般的なローターのベルハットには、外径がφ140mmのものがあり、これに対応するホイールスペーサーは、外径がφ139mmとなっています。
ここで、Audi用の一般的なホイールスペーサーを選んでしまうと、ベルハットとスペーサーとの間に、けっこうな隙間ができてしまいます。(外周で5.5mmほど)
よって、H&Rの数あるホイールスペーサーの中でも、ビッグローターに対応したもの(S8やRS6のビッグローター用で、外径がφ149mmのもの)を選ぶ必要があります。
同時に、ホイールスペーサーの厚みにあわせ、ロングボルトとして、martelの「MARS BOLT」(フロント用:40mm、リヤ用:45mm)も購入しました。
標準のボルトの首下(28mm)に、フロント10mm、リヤ15mmを足した長さ(に最も近いもの)としています。
#こちらは、Porsche 911の時と同様、安心と信頼の日本製です。
H&Rからもロングボルトが出ていますが、ユニクロメッキのもので、以前に使用した際、経年変化で錆が出てきてしまったため、クロームメッキのmartelのものとしました。
(H&Rからは、ブラックボルトも出ていますが、適当な長さのものがありません)
装着する前に、ブレーキキャリパーと同色に塗装します。
このような感じで、ホイールスペーサーの側面にのみ、塗料が乗るよう、マスキングしておきます。
マスキングには、適度な厚さの紙(カレンダーの裏紙など)を、サークルカッターでドーナツ状に切り出したものを使います。
(マスキングシートの裏面には、スプレーのりを塗布し、対象面に密着させています)
#ホイールスペーサーの塗装についての詳細は、こちらを参照ください。
こちらは、ベランダに設置した、屋外特設塗装ブース。
(エアコンの室外機近傍に設置することで、スプレーミストを効果的に排出させます)
まずは「シリコンオフ」でしっかり脱脂した後、塗料のツキが良くなるよう、「メタルプライマー」を吹きます。
その後、赤の発色が良くなるよう、「プラサフ」(白)を吹きます。
プラサフを塗った表面を整えた後、目的の色(brembo red)を吹きます。さらにその上から、仕上げの「クリア」を吹きます。
各プロセスは、慌てず・焦らず、「天日干し」しながら、数日掛けて、ゆっくり進めます。
インターバルを十分取るのは、各層において、有機溶剤を飛ばし、塗膜をしっかり硬化させるためです。
#屋外で塗装した場合、乾燥中にホコリが乗る可能性があり、各層毎に表面を整える手間が増えますが。
塗装するのは、風のない曇りの日(または日陰)、乾燥させるのは、晴れの日がベストです。
豪華、「4層塗装」の完成です。
これで、多少のピッチングを食らっても、塗装が剥がれることはないでしょう。
(つづく)
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