前回の続きです。
BBSの走行会イベントやら、富山の本社工場見学やらありまして、当初の構想に対し、順番が逆になってしまいました。
「Quattro Side Logo」と「Quattro Gecko Icon」を施工したところで、いよいよ「Quattro Side Panel」を施工します。
前回同様、入念に洗車した後、カッティングシートをサイドパネル(正式名称:「サイドブレード カーボンシグマ」)に、マスキングテープで仮止めします。
以前に採寸したとおりの位置にくるよう、mm単位で微妙に調整します。
界面活性剤(家庭用洗剤)をボトルに数滴落とした水をスプレーして、「水貼り」します。
中心部から外周部に向かって、ゴム製のスキージで少しずつししごいていき、カッティングシートとボディーとの間にある水分や空気を、完全に抜きます。
カッティングシートの左右の端点には、設計上、8mmの“巻き込み”があります。
この巻き込みの部分を、カッティングシートに傷を付けないよう、プラスチックのヘラ(クリップリムーバーなど)にウエスを巻いたものを使って、少しずつ隙間に押し込んでいきます。
仕上げに、ヒートガン(またはヘアドライヤー)を使って、粘着力を上げながら、カッティングシートをサイドパネルに密着させます。
ヒートガンは、あまり近くから当てると、粘着力が強くなり過ぎてしまいます。少し離したところから、「人肌」より少し温かいぐらいの温度となるよう、加減しながら進めます。
ドアパネル側のエッジも、同様に仕上げます。
上手く仕上げるコツとしては、エッジの一番キツいところを中心とし、そこから、ヒートガンで温めながら、上下に少しずつ伸ばしていくようにすると、シワが寄らずに、綺麗に仕上げることができます。
#我ながら、プロ並みの仕上がり。0xF9C6
このような感じで、完成です。
なお、カッティングシートの施工についての詳細は、こちら(9年前の記事)を参照ください。
施工前。
施工後。
同じシルバーでも、ビミョ~に色味が違いますが、言われてみないと分からないぐらいの、僅かな違いに収まりました。
「Quattro Side Panel」の下端は、ドアパネル中央のプレスラインに合わせて直線基調に、上端は、Cピラーのデザインに合わせて、伸びやかに上方に向かっています。
フロントからリヤにかけて、一連の“流れ”ができたことで、全長が長く見えるようになりました。
と、いうことで、「Quattro Side Logo」「Quattro Gecko Icon」「Quattro Side Panel」の3点セット、これにて完成。0xF9CF
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