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超広角ドライブレコーダー(DataSystem DVR3000)の改造

 前回の続きです。

 セキュリティLED制御ユニットが完成したところで、つづいてドライブレコーダーの改造に入ります。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 DataSystemのドライブレコーダー、「DVR3000」です。(定価:21,384円、購入価格:14,781円)

 DataSystemといえば、古くはTOYOTAのエアサス(TEMS)コントローラーや、ナビのTVキャンセラーなどで有名で、ご存知の方も多いかと思います。

 意外にも、ドライブレコーダーについては、このDVR3000が、同社初の製品となります。(2017年9月20日発売)

 これも、昨今の“煽り運転による死亡事故の発生”などにより、「走行中のエビデンスを残したい」という市場ニーズの高まりからでしょうか。

#まぁ、職人の場合は、すでに10年近く前から装着していましたが。(しかも、同じエビデンスでも、公安による不正取締り対策として、前後に)0xF9F8

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 さすがDataSystemだけあって、なかなか高級感のあるパッケージングになっています。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 正常動作を確認をして、ファームウェアをバージョンアップしたら、さっそく分解。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 フライス盤を使って、φ4.8mmの穴を、左右シンメトリーとなるよう、精確に開けます。

 ちょうど、2.5mmピッチでディンプル加工が施してあるため、これを目印とすれば、「テプラ技」を使わずとも、正確に位置決めができます。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 φ4.8mmの超高輝度赤色LED、「OS5RKE56C1A」を埋め込みます。(輝度:12,000mcd、指向角:120°)

 ケーブルは、小径のものであることと、車内に設置することから耐熱性のあるものとし、Porscheの時と同様、愛三電機の「ADS-VCTF 7/0.12 TA」を使っています。(耐熱温度:90℃)

 また、末端をインシュロックで結束し、ある程度のテンションが加わっても、容易に抜けないようにしています。

 配線は、LEDにハンダ付けした後、熱収縮チューブで絶縁してあります。

 また、ケースに基板を戻した時に噛み込まないよう、強力両面接着テープ(紙タイプの薄型のもの)で、内部に固定してあります。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 左右シンメトリーに、組み込むことができました。

 ケーブルは、どこから取り出すか悩みましたが、結果、基板上にあるミニジャック(AV出力用)を取り外し、ミニプラグ用の穴から代わりに取り出しています。

 また、ミニプラグ用の穴(φ3.5mm)とケーブル(φ3mm)との隙間を埋めるため、φ3mmのLED用のプラスチックホルダーを流用し、締め付け固定しています。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 基板などを、元に戻していきます。

 レンズユニットや液晶ユニットなど、透明部品も多いことから、傷を付けないよう、細心の注意を払います。

 また、液晶ユニットとクリアカバーとの間に、僅かでもホコリが残らないよう、エアダスターで吹き飛ばしながら戻します。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 超高輝度赤色LEDの組み込み、完成しました。

 Porscheの時(Yupiteru Z800DR+DRY-WiFiV5d)に比べ、左右のLEDの間隔を広く取ることができたことから、遠方からの視認性が、大きく向上していると思われます。

Drive Recorder DataSystem DVR3000 for Audi R8

 左側が、元の状態。右側が、改造後の状態です。

 超高輝度赤色LEDが、違和感なく、埋め込まれています。


(自動再生しない場合は、右クリックでメニュー)

 とりあえず、動作チェック。

 さすが、定格最大の60mAのフルドライブ。照明下で見ても、「目ツブシかっ!?」と思うくらいの、キョーレツな明るさです。0xF9CF

#薄暗い駐車場で見れば、邪悪な心を持った者への威嚇効果は、抜群のことでしょう。

 これを常時電源化し、ドップラーセンサによる「動体(人体)検知機能」を組み合わせれば、カンペキです。

(つづく)

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