久しぶりの更新です。
性懲りもなく、また「ドライブレコーダー」を買ってしまいました。0xF9C7
これまで、取り付けてきたのは、以下の製品です。
Eclipse | 「DREC2000」 | 2008年9月 |
・ドラレコというガジェットが発売されてから、ほどなく購入 | ||
Yupiteru | 「BU-DRS911」+「OP-DRCM1」 | 2013年3月 |
・法人向けのドラレコ。カメラを増設し、フロントとリヤに設置 | ||
Pioneer | 「ND-DVR1」×2台 | 2015年8月 |
・同社の「楽ナビ」と連動させる。フロントとリヤに設置 | ||
Yupiteru | 「Z800DR」+「DRY-WiFiV5d」 | 2015年12月 |
・レーダー探知機+ドラレコ一体型をフロントに、ドラレコ専用型をリヤに設置 |
そして今回、取り付けるのは、Asusの「RECO Sync Car and Portable Cam」(以下、RECO Sync)です 。
価格は、2016年8月の発売開始当初は、3万円台前半でしたが、ここへきて半値近くまで落ちてきたため、検証用に購入してみました。(購入価格:15,839円)
このRECO Syncですが、通常は「ドライブレコーダー」として使いますが、取付ステーから取り外すと、「アクションカメラ」としても使うことができるという、変わり種のガジェットです。
#アクションカムとしては、すでに「空間光学ブレ補正」付きの「HDR-AS300R」を持っているので、いまさら必要ではありませんが。
ドライブレコーダーは、すでに各社から数多の製品が発売され、コモディティー化が進んでいますが、なぜいまこのタイミングでAsusのものを選んだかというと・・・、
撮像素子に、Sony製のCMOSセンサーが使用されており、逆光下や夜間において、どの程度の画質が得られるのか、ソニラーとして興味があったためです。
#Sony製の「Exmor(エクスモア)CMOSセンサー」を売りにしているドラレコは、某社からも出ていますが、以前に店頭に置いてあった試用機が、「変な日本語」になっていたため、はなから対象外でした。(調べたところ、日本の法人を装っていましたが、社長が○○人なので、さもありなんと)0xF9D1
外見は、直径60mmほどの円筒形で、高さ(厚さ)は、40mmほどあります。重さは、112gで、ドライブレコーダーとしては、デカいし重いです。
取り付ける前から、邪魔になることは必至ですが、この“風格”が、別の意味で必要になってきます。(別途記述)
画角は、対角150゜の広角(専用アプリから標準画角へ変更可)で、F値は1.8と、ドラレコとしてはかなり明るいレンズを持っています。
(画像は、Sonyさんから拝借)
同じSony繋がりで、同社の「Cybershot QXシリーズ」にも、よく似ています。
よく似ていますが、共通しているのは撮像素子(CMOSセンサー)だけで、光学系(レンズやレンズ駆動系)などは、まったくの別物です。(もっとも、RECO Syncには、レンズ駆動系はありませんが)
また、RECO Syncを選んだもう一つの理由は、レンズ前面に、レンズフィルターを取り付けることができるためです。
#当然ながら、一般的なドライブレコーダーは、取り付けることはできません。
画像下段、左側は、標準で付属している「レンズ保護フィルター」で、右側は、今回購入したHakubaの「偏光フィルター」(サーキュラーPLフィルター)です。(希望小売価格:8,100円、購入価格:2,890円)
大きさは、58mmのものが適合します。(商品名:「ハクバ S(スクリュー)ワイドサーキュラーPLフィルター 58mm」)
RECO Syncに、偏光フィルターを取り付けることにより、昼間において、ダッシュボードなどからの余分な反射を抑え、どの程度クリアな映像を得られるようになるか、楽しみです。0xF9C6
(あるいは逆に、夜間において、光量不足で暗い映像になってしまうかも知れませんが)
ご覧のとおり、装着する前からかなりの暗さになりそうですが、RECO Syncは、スマホ上の専用アプリからEV値を調整することができるため、かなりプラス目に設定したいと思います。
RECO Sync本体と、付属品一式です。
取付ステーや、GPSユニット、電源ケーブル、電源を取り出すためのシガープラグなどが入っています。
購入前から分かっていたことですが、取り付けにあたって、大きな問題点が2点あります。
まず1点目は、RECO Sync本体を取付ステーに固定してしまうと、microSDカードが取り出せなくなってしまう、という点です。
「Car and Portable Cam」というその名のとおり、ドライブレコーダーとしても、アクションカメラとしても使えるよう、本体上面に小ネジ(U1/4インチ)が掘ってあります。
これにより、三脚の雲台や、自転車のバーマウントなどに固定することができます。
車載時(ドライブレコーダー使用時)は、小ネジにより取付ステーに固定することになりますが、取付ステーに締め込むダイヤルの径の大きさから、取付ステーに固定した状態では、microSDカードを取り出すことができません。
職人の場合は、ドライブレコーダーの映像が、左右シンメトリーであることに拘って、やたら細かく画角を調整していますが、一度調整したら、おいそれとは簡単に取り外したくはありません。(一旦取り外してしまうと、また調整しなければならなくなるため)
なぜこのような位置にmicroSDカードの挿入口を作ったのか、“まったく理解できません”が、もともとの発想として、映像はmicroSDカードに残すのではなく、WiFiでスマホに飛ばすことを想定しているのかも知れません。
ここは少し、工夫のしどころがありそうです。
2点目は、車内設置する時のことが、まったく考えられていない、という点です。
Asusといえば、まず最初に思い付くのが、オーバークロック向けのマザーボードやグラフィックカードの老舗であり、工房でも「次期主力戦闘機」の主要かつ重要なパーツとして多用してきていますが、ドライブレコーダーの市場に参入してきたのは、このRECO Syncが、2製品目となります。
もともとの成り立ちがPC系であったことから、ケーブルやコネクターには、やたらゴツいものが使われています。どうやら、PC系のものを、そのまま流用しているようです。
#まぁ、当たり前といえば、当たり前ですが。
例えば、電源ケーブルは、単に本体に+5Vを供給しているだけにも関わらず、ぶっといUSBケーブルがそのまま使われています。(本体側は、micro-USBコネクタ)
さらに、GPSユニットを接続するぶっといケーブルも、コネクタはmini-USBですが、ストレート形状をしているため、フロントウィンドウに取り付けた際、本体横方向にケーブルが流れることになり、取り付ける前から、“目障りこの上ない”状態になることが、容易に想像できます。(ぶっとい2本のケーブルが、「空中配線」状態になるため)
もう少し、ケーブルの径を小さくし、かつ、コネクタはL型形状にするなど、考慮して欲しかったところですが、もともとの成り立ちのことを考えると、致し方ないところでしょう。
#この辺りは、長らく車載用の製品を出しているYupiteruなどに、一日の長があります。
ということで、これらの問題点を工夫(解決)しながら、取り付けを進めていきたいと思います。
(つづく)
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