前回の続きです。
HIDフォグランプユニットに組み込む、「HIDバーナー」(HIDバルブ)を加工します。
HIDバーナーは、Philips社の「エクストリーム アルティノンHID 6200K」を選びました。
色温度は、従来品の「アルティノンGX HID 6200K」と同じですが、光束が2,500lmから3,300lmへと、約1.3倍明るくなっています。(パッケージには、「+40%」と書かれていますが)
もちろん、Porscheと同じ、ドイツ製です。
同社からは、色温度がさらに高い「エクストリーム アルティノンHID 6700K」(2,900lm)も出ていますが、視認性と明るさの向上を狙い、6,200Kのものを選びました。
D2SとD2Rの両用タイプになっています。
これまで、数々のHIDフォグランプやHIDヘッドランプに組み込んできたものと同様、「HIDバーナーの蒼白化」を行います。
余分なところに塗料が乗らないよう、きっちりとマスキングしておきます。
今回は、「耐熱シルバー」で塗装してみました。
ちなみに、左側は、以前に「耐熱ブルー」で塗装したものです。
これで、同じ色温度のHIDバーナーでも、色調が変わって見えるのは、不思議なことです。0xF9C5
HIDバーナーを耐熱ペイントで塗装し、乾燥させたそのままの状態では、HIDフォグランプを点灯した際の高熱により、塗装面から煙(ガス)が発生します。
この煙により、HIDフォグランプユニットのガラス内面が曇ってしまうことを避けるため、HIDバーナーを組み込む前に、「焼き入れ」を行います。
画像左側のHIDフォグランプユニットは、前面のガラス部分を取り除いてあり、発生した煙を逃がすことができるようになっています。
室外(ベランダ)でHIDフォグランプを点灯し、HIDバーナーの焼き入れを行っているところです。
点灯して間もなくすると、モワ~っと、煙が上がってくるのが分かります。そのまましばらく点灯し、煙が出なくなったら(15~20分程度)、焼き入れ完了です。
HIDフォグランプユニットに、HIDバーナーを組み込んだところです。
加工前は、HIDバーナー基部の“黒い部分”がリフレクターに映り込んでいましたが、加工後は、この映り込みがなくなり、すっきりした感じになりました。
#めでたし、めでたし。0xF9C6
(つづく)
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