超弩級ひかり化計画(4) - パイプ加工
組み替えるのは、こちら。
BILSTEINのサスペンションシステムは、皆さんご存じのとおり、Porscheをはじめ、欧州の名立たる自動車メーカーで、多数純正採用されています。
「BILSTEIN B16 DampTronic」（定価：591,840円）です。
「DampTronic」というのは、Porsche純正の「PASM」（Porsche Active Suspension Management）を活かしたまま、無段階に減衰量を調整することができるシステムのことです。
（画像は、サンライズブルバードさんから拝借）
PASMは、車体に設置された複数のセンサーから、車速・加減速度・舵角などを検出。これらに応じて、ダンパーの最適な減衰量を算出し、ダンパー内に組み込まれたアクチュエーターを制御します。
DampTronicは、このPASMの機構を、そのまま活かすことができます。（シェルから伸びている黒いケーブルが、アクチュエーターに繋がるワイヤーハーネス）
このあたりは、「さすがBILSTEINさん」というところではありますが、そもそもこのPASM自体が、PorscheとBILSTEINの共同開発ですから、当たり前といえば当たり前な訳で、開発関連情報の副次的利用を認められているということでしょう。0xF9C6
（画像は、サンライズブルバードさんから拝借）
熟練のメカニックさん達の手によって、てきぱきと取り付けられていきます。
取り付け完了っ！
＃せっかく、取り付け前日に洗車したのに、雨が降ってきた～！0xF9D3
3Dアライメントの結果です。
ホイールスペーサーを入れて、ツラツラ・イチイチ状態になっていますが、なんとか、ほぼほぼ基準値に収めていただきました。0xF9C7
取扱説明書ほか、一式です。
お馴染みのステッカーや立体的なエンブレムのほか、車高調整式サスペンションシステムということで、リング調整用のレンチも付いています。
＃その昔、ARISTO V300 VE（JZS161）に、TOM'Sさんの「Advox」を取り付け、レンチを使って、自分でキコキコやっていた頃を思い出します。
ちなみに、取付説明書は、ドイツ語です。0xF9C7
〔おまけ〕
これでやっと、BILSTEINさんのメカニックスーツを、晴れて着れます。0xF9F8
（定価：18,360円、購入価格：13,600円）
〔関連情報〕
・ポルシェ後期997カレラS BILSTEIN B16 PASM対応車高調式サスペンション取付
（2016年11月26日：SUNRISE Blvd.）
SOARISTO at 20:00:44
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こちら
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にていただいたご質問に対する回答です。
H&Rさんの製品には、これまでにもいろいろとお世話になっているため、あえてネガティブなコメントは控えていましたが・・・、
結論から申しますと、せっかくPASMが装着されているクルマであれば、少し値は張りますが、「BILSTEIN B16 DampTronic」をお薦めいたします。
「H&R Lowdown Spring」は、サーキットを本気で攻めるのであれば別ですが、街乗りや峠では、最悪の乗り心地となってしまいます。
（私の乗り方では、底付きはありませんでした）
ただしこれは、私が「BBS RI-D」を装着し、バネ下重量が大幅に軽減されたことにより、ダンピングとのバランスが大きく崩れてしまったことによる影響が大きいと考えます。
（ノーマルのホイールとタイヤの組み合わせでは、そこまで乗り心地が悪くなるとは思いません）
何事も、「過ぎたるは及ばざるが如し」ということで。
「BILSTEIN B16 DampTronic」では、純正スイッチを活かしてダンピングの硬柔を調整できますし、純正サプライヤーとしての利点を活かした製品ですので、価格に見合った乗り心地と満足感を得られるものと思います。
決して、高いモノが良いモノという訳ではないのですが、迷われているのであれば、BILSTEINをお薦めいたします。
ダンパー選びは、難しいですね。
迅速かつ丁寧なお返事、誠にありがとうございます。
また、B16の記事もご紹介頂き、大変参考になりました。
当方もまずは車高を落とした上で、ゆくゆくはホイールもと考えており、RI-Dは流石に手が届かないのですが、RI-Aも候補にしておりましたので、純正から軽量ホイールに交換するメリットデメリットのご意見も非常にありがたかったです。
B16ですと、ローダウンスプリングと比べても費用が高額になることから、少し躊躇していたのですが、軽量ホイールの換装を見据えてのローダウンですと、アドバイスのとおり、B16を第一候補にして検討した方が良さそうですね。
改めまして、懇切丁寧なご回答、誠にありがとうございました。
モトさん
これは某ショップの方から伺った話ですが、実は私の前にも、一度「H&R」を装着されて、その後「BILSTEIN」に換えられた方がいらっしゃるそうです。
最初は「ホントかなぁ。商売上手だなぁ」と思っていたのですが、当の私がそのとおりになってしまいました。
（最初からBILにしておけば、アライメント代も含めて余計な出費が掛からなかったものを・・・）
「H&R」が“まったくダメ”ということではないのですが、「BILSTEIN」は、“しなやかさのレベルが違う”という感じです。
当たり前と言えば当たり前ですが、サスペンションは伸び側と縮み側のセットで考える必要があり、純正サスのスプリングだけを換える「H&R」と、アブソーバーとスプリングのセットで提供し、純正サプライヤーとしてニュル等を走り込んでバランスを取った「BILSTEIN」とでは、比べるのが可哀想なくらいです。
また「H&R」は、最終的に25～30mmぐらい落ちました。そこいらを走っている、イキがっている兄ちゃんのような下品な車高になってしまいました。
節度あるローダウンには、車高調整式の方がよろしいかと思います。（私は、標準の状態でちょうど良い車高になりましたが）