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いざ、走り屋の聖地へ!(6) - BMW M4 Coupeレンタカーを借りる

2016/09/12

(この記事は、現地2016年9月10日のものです)

 前回まで、「ポルシェ・ミュージアム」、「メルセデス-ベンツ・ミュージアム」と巡りました。

 いよいよ今回は、この旅の主目的のひとつである、アウトバーンに乗り出します。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 まずは、シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hbf)から、「SiXTレンタカー」の営業所に向かいます。

 奥に見えているのが、シュトゥットガルト中央駅(のサブエントランス)です。SiXTレンタカーの営業所は、この逆向かいにあります。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 こちらが、「Stuttgart Center 24h」。その名のとおり、24時間営業となっています。

 シュトゥットガルト中央駅からは、大通りを渡って2ブロック。シュトゥットガルトで宿泊したホテルからも、1ブロックという、非常に便利な位置にあります。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 店内です。まだ8:30過ぎということもあり、お客さんも店員さんも、まばらです。

 店員さんは、いかにもゲルマン人な、金髪碧眼のお姉サマが対応してくれました。0xF9CB

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 SiXTのサイトでレンタカーを予約した際、「Express Check-In」といって、住所やパスポート番号などの必要情報をあらかた登録しておいたことから、チェックイン自体は、ほどなく完了しました。

#レンタカーの予約については、こちらを参照ください。

 用意していったものは、予約票をプリントアウトしたもの、予約後に送られてきたSiXTレンタカーの「Express Card」、国際運転免許証、パスポートです。

 ちなみに、これはSiXTのサイトでレンタカーを選んでいる時に分かったのですが、「BMW M4 Coupe」や「BMW M6 Coupe」、「BMW i8」などの“プレミアムクラス”のクルマは、「空港で借りて、空港で返す」ということができず、24時間営業などの、割と大きな営業所でないと借りられないようです。

 実際、借り受け前と引き渡し後に、クルマの状態をチェックされましたので、専門のスタッフが配置されている営業所でないと、起点・終点に選べないようです。
(細かくは、借り受け前には、すでに専門のスタッフによりチェック済みのため、クルマはすぐに借りられましたが)

#今回、フランクフルト空港から直接ニュルブルクリンクではなく、シュトゥットガルト経由になったのも、この事由に因ります。

Sarah Brandner
(画像はイメージです。実際のお姉サマとは異なります)

 金髪碧眼のお姉サマからは、車両保険の内容と、万が一、何かあった時の連絡先と、ガソリンは満タンにして返してくださいね、という説明がありました。

#心の中で、「フロレンティーナ・シュナイダー」さんと、勝手に命名。0xF992

   お姉サマ: 「このクルマは、私どもがご用意しているプレミアムなおクルマの一台です」
   職人:   「はっ、はい!」0xF9CB
   お姉サマ: 「操作方法などのご説明は、よろしいでしょうか」
   職人:   「はっ、はい!」0xF9CB
   職人:   「日本でM4 Coupeに乗っていたので、大丈夫だと思います!」0xF9CB
   お姉サマ: 「オォ~ォ、そうでしたか。それでは、楽しいご旅行を」
   職人:   「はっ、はい!」0xF9CB

 正確には、E92 M3 Coupeには乗っていましたが、現行のF82 M4 Coupeには乗っていません。ただ、その違いを、いまここで金髪碧眼のお姉サマに説明すると嫌われそうなので、止めておきました。0xF9C7

#ちなみに、同じようなくだりは、ミュンヘンのBMWのディーラーでもありましたが・・・。0xF9AB

 ということで、引受書にサインしたところ、あっさり、10万ユーロのクルマのキーを渡してくれました。

 大きな荷物をコロコロしながら、SiXTレンタカーの入っているビルの地下3階に。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 そのクルマは、SiXTレンタカーの専用ゾーンに、静かに佇んでいました。

#やはり、“プレミアムカー”といっても、「BMW M4 Coupe」とかを借りようなどとという“奇特なヒト”は居ないようで、ほとんどがMercedesのようです。0xF9C7

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 こちらが、今回の旅の愛機、BMW M4 Coupe(F82)であります。

#残念ながら、Mモデル専用色のスケベ椅子色オースチン・イエローではなく、同じくMモデル専用色のミネラル・グレーでした。0xF9F8

 左ハンドル車での、初めてのロングドライブということで、スタータースイッチを押し、恐る恐る走り出します。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 文字どおり、最初の関門です。左ハンドル車の、慣れないパーキングゲート。0xF9FC

 車幅感覚も、すっかり忘れてしまっていますので、本当に、おそるオソル・・・。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 地下駐車場からは、ここに出てきます。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 とりあえず、なんとか無事に地上まで持ってきました。

 さて、さすがにこの状態のままアウトバーンを爆走疾走するのは、少し不安なため、安全にドライブするための準備を整えることにします。

 まさに、「Make It Yours!」です。0xF9F8
(背景とは、たまたま一致しただけです)

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 じゃじゃ~ん!

 これが、今回、東雲の「超自動車裏方」にて購入し、わざわざ日本から持ってきたアイテムです。0xF9CF

 

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 (♪ドラえもん風に)「初心者マーク」。0xF9EB

 右側通行・左ハンドル車は初めてなので、付けてみました。ドイツのドライバーさんたち、分かってくれるかなぁ。

#んな、訳ないっ!!0xF9F8

 ちなみに、BMW M4 Coupeは、カーボン素材が多用されており、通常の「マグネットタイプ」ではくっ付かないことから、「貼って剥がせるタイプ」のものを選びました。
(実際、このリヤトランクリッドも、軽量化のため、カーボン素材となっています)

 冗談はさておき、つぎは真面目なアイテムを取り付けます。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 「ワイドルームミラー」。0xF8F2

 純正ルームミラーでは、さすがに死角が多いので、大事を見て、取り付けることにしました。

 BMW 530i M-Sportの時や、BMW M3 Coupeの時は、割と苦労して取り付けたのですが、最近のBMWは、純正ルームミラーの形状がスリムになっているので、無加工で取り付けることができました。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 つづいては、こちら。

 ドライブレコーダー代わりに、先日購入しておいた、Sonyのアクションカム、「HDR-AS300R」を取り付けました。

 道中の記録用と、万が一の時のエビデンス用です。

 

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 Sonyのスマートフォン用アプリ、「PlayMemories Mobile」を使って、アクションカムと接続し、画角などを調整しておきます。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 つづいて、iDriveのナビゲーションシステムの言語設定を、「ドイツ語」から「英語」に変更します。

 「Einstellungen」が、英語で「Settings」、すなわち「設定」です。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 「Sprache / Einheiten」が、英語で「Language / Units」で、「言語と単位」の設定です。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 「Sprache」(Language)が、「Deutsch」になっていますので、

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 「English UK」に変更します。

 ちなみに、iDriveの設定変更、簡単そうに書いていますが、ここまで来るのに、かなり四苦八苦してしまいました。0xF9C7
(操作方法を、事前に日本で調べてはありましたが)

 職人が乗っていた530i M-Sport(E60)やM3 Coupe(E92)は、「第一世代」、このM4 Coupe(F82)は、「第三世代」のため、インターフェースが微妙に変わっています。

 ただ、慣れてくると、直感的につぎの操作が予測できるところが、このiDriveの凄いところです。

 2001年当時、BMW 7 Series(E65/E66)に、iDriveが初めて搭載された際は、それこそ“酷評の嵐”でした。(その未来的なデザインも含めて)

 しかし、気が付くと、世界中のクルマたちが、いつの間にか同じようなインターフェースを採用するに至っていることは、皆さんご存じのとおりです。0xF9C5

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 このような感じで、Xperia Z3 Tablet Compactに「Google Maps」を立ち上げ、“ダブルナビ体制”を樹立しました。(これでカンペキ!)0xF9F8

#途中、iDriveのナビが英語で喋り掛けてきたので、すぐミュート。

 なお、Xperiaには、ドライブ中に、万が一、電波が拾えなくなった時に備えて、シュトゥットガルト~ニュルブルクリンク周辺の地図を、「オフラインエリア」としてダウンロードしてあります。(念には念を)

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 ロングドライブに備えて、アクションカムとXperiaには、USBで給電しておきます。

 画像は、BuffaloのシガーソケットタイプのUSB充電器(BSMPS2401P2BK)です。

 

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 と、いうことで、やっとこさ、「男の仕事場」、完成!

#ここまで仕上げるのに、30~40分、ロスってます。(ドイツに来てまで、クルマいぢりをするという・・・)0xF9C7

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 題して、「BMW M4 Coupe アウトバーン初心者仕様」。0xF9F8

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 いよいよ、M4 Coupe、エンジン始動。

 「ブォ~~~ン!」

 う~ん。なかなかに、勇ましい音がします。0xF9CF

 2014年モデルで、走行は約16,000km。ちょうどエンジンやサスペンションの角もすっかり取れて、美味しい頃合いです。

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 このM4 Coupeには、「ヘッドアップ・ディスプレイ」が標準装備されています。

530i M-Sportに取り付けた時には、23万円のオプションでしたが。

 虚像の位置が遠方に設定されているため、走行中でも眼の焦点を変えることなく、各種情報を得ることができます。

 このように、ナビゲーションシステムとも連動し、つぎのポイントまでの距離、転舵方向などを図示してくれます。

 と、いうことで、準備万端整ったところで、いよいよ彼の地、ニュルブルクリンクへ向けて、スタートします。0xF995

(つづく)

〔おまけ〕

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 ラゲッジスペースは、このような感じ。

 一人旅には、十分な大きさです。

#「ゴルフバッグがどうたらこうたら」とかいう、日本車至上主義の“田舎のオッサン”みたいなことは、言いません。0xF9D1

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 惜しむらくは、このシートベルトのアンカー。

BMW M3 Coupe
(画像は、BMW AGさんから拝借)

 以前にも書きましたが、M3 Coupe(E92)の場合には、「オートシートベルト」(正式名称は、「電動シートベルト・ハンドオーバー」)といって、着座した際、電動でアームがスルス~ルっと伸びてきて、シートベルトを楽に装着することができました。

 しかし、M4 Coupe(F82)には、その機能がありません。(オプションでも)

 過去にM4 Coupeの購入を“一瞬”考えた際0xF9C7、「要らないかな」とも思ったのですが、やはり2ドアクーペはドアが長く、かつ純正スポーツシートのショルダーがかなり出っ張っていることもあり、あると便利な機能に思いました。(走りには、まったく関係ありませんが・・・)

SIXT Rent a Car, BMW M4 Coupe, Stuttgart

 ちなみに、ホテルに到着してから気付いたのですが、この「///M」マークのところが、暗がりでは、青白く、ほのかに光ることが分かりました。(同じく、走りには、まったく関係ありませんが・・・)0xF9C7

〔地図情報〕

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