(この記事は、現地2016年9月9日のものです)
前回は、シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hbf)から、「ポルシェ・ミュージアム」(Porsche Museum)へ向かいました。
今回は、同じくシュトゥットガルト中央駅から、「メルセデス-ベンツ・ミュージアム」(Mercedes-Benz Museum)へ向かいます。
再び、シュトゥットガルト中央駅から、「Sバーン」に乗り込みます。
メルセデス-ベンツ・ミュージアムは、Sバーンの「Neckarpark(Mercedes-Benz)」(ネッカーパーク)という駅にあります。
「Stuttgart Hbf~Neckarpark(Mercedes-Benz)」間は、片道2.80ユーロですが、この前に、「ポルシェ・ミュージアム」にも行ってきましたので、「市内一日周遊券」(City-Mobil、6.80ユーロ)を買っておきました。
「Neckarpark(Mercedes-Benz)」駅へは、「Kirchheim(Teck)」(キルヒハイム・ウンター・テック)方面行きの「S1」に乗ると良いようです。
「Kirchheim(Teck)」方面行きの「S1」は、こちら側のホーム。
#シュトゥットガルト中央駅の、地上から地下ホームまでの詳細は、こちらを参照ください。
目指すべき「Neckarpark(Mercedes-Benz)」駅は、ここから「S1」で2駅目のようです。
(画像は、違う路線(「S3」)です)
Sバーンがホームに入ってきました。
0xF9A4「タラン、タンタ、タ~ララン、タ~ラ~ン」(「世界の車窓から」のテーマで)
0xF8D7「今日は、ドイツ鉄道、シュトゥットガルト郊外の車窓からお送りします」
#しつこい?0xF9C7
「Neckarpark(Mercedes-Benz)」駅は、「Hauptbahnhof」駅から2駅なので、5~6分ぐらいで着いちゃいます。
以前にも書きましたが、ドイツの鉄道は、自分でドアを開けないと降りられません。
緑色のLEDがチカチカしている間に、真ん中のボタンを押すと、ドアが開きます。
#日本の田舎の電車と同じですね。
「Neckarpark(Mercedes-Benz)」駅。
#なんのパークだかは、後ほど分かります。0xF9C6
ホームに降りると、明らかに“それらしき”建物がありますので、進むべき方向は、すぐに分かります。
#実際には、あれがメルセデス-ベンツ・ミュージアムではないのですが。(本社ビル?)
「Mercedes-Benz Arena」は分かりますが、「Porsche Arena」って、なんですかね。
駅を出て、斜め左方向。道なりに、ずんずん進みます。
心なしか、走っているクルマに、Mercedesが多いように感じます。(気のせい、気のせい)0xF9C7
加えて、心なしか、サッカーのチームウェアを着ているヒトたちが多いなぁ、と思っていたのですが・・・、
こちらは、気のせいではなかったようです。
この日は、地元シュトゥットガルトのサッカーチーム、「VfBシュトゥットガルト」の試合があるようです。0xF8B7
ピッチの向こうに見えるのは、その名も「Mercedes-Benz Arena」(メルセデス-ベンツ・アレーナ)。
しかも、今日の対戦相手は、ミュンヘンのサッカーチーム、「TSV1860ミュンヘン」。さしずめ、MercedesとBMWとの闘いであります。0xF9F8
#そういえば、ミュンヘンの「BMW Welt」(BMWヴェルト)に行った時も、サッカーの試合をやっていました。(なんというタイミング!)
高速道路の高架の下を、道なりに10分ぐらい歩くと・・・、
「Daimler-Konzerzentral」(ダイムラーグループ本社)、「Mercedes-Benz Werk Untertürkheim」(メルセデス-ベンツ・ウンターテュルクハイム工場)、とあります。
その目の前の通りが、「Mercedes-Jellinek-Str.」(メルセデス-イェリネック通り)。
“イェリネック”というのは、ユダヤ系ドイツ人の富豪であり、ダイムラー車のディーラーを経営していた、「エミール・イェリネック」その人の名で、そのイェリネックの娘の名が、「メルセデス」です。
イェリネックは、「ダイムラー」という、いかにもドイツ風の硬い響きを避け、1900年当時に流行っていたスペイン風の、「メルセデス」という優雅な名を、自らが販売する自動車に冠したのでした。(Wikipediaから要約)
そのウンターテュルクハイム工場の横が、メルセデス-ベンツ・ミュージアムです。
ポルシェ・ミュージアムは、スクエアなデザインでしたが、メルセデス-ベンツ・ミュージアムは、ラウンドなデザインです。
階段の途中に、こんなオブジェが。
「Mercedes-Benz W196R “Silberpfeil”」(1954年型)。「Silber」(ズィルバー)は、“銀”。「pfeil」(プファイル)は、“矢”。すなわち、「銀の矢」。
#いまやドイツ車のイメージカラーともなっている、「シルバーアロー」の所以ですね。SOARISTO号が代々シルバーなのも(初代を除く)、ここから来ています。0xF9C6
「ファン・マヌエル・ファンジオ」がドライブし、1954年と1955年の2年連続、F1のドライバーズチャンピオンを獲得したクルマのようです。
エントランス前の広場。
#この形、ナウシカに出てきた「王蟲」に見えるのは、職人だけ?0xF9C7
その右隣には、これまた宇宙船のような建物が。
「Mercedes-Benz Niederlassung Stuttgart」とあるので、シュトゥットガルト営業所のようです。
ちなみに、こんなクルマが置いてありました。
タグが付いているので、売りに出されているようです。
「Mercedes-Benz 560SEL」、1988年式のW126。走行16,900km(意外に少ない!)で、49,126ユーロ(約560万円)した。
いかがですか、おひとつ?0xF9CF
「王蟲」の側面。0xF9C7
メルセデス-ベンツ・ミュージアムのエントランス。
エントランスを入ったところ。
ポルシェ・ミュージアムは、明るく開放的な感じでしたが、メルセデス-ベンツ・ミュージアムは、落ち着いたシックな感じです。
こちらも、入館料は、大人8.00ユーロ。開館時間は、9:00~18:00で、毎週月曜日が休館日となっています。
(つづく)
〔地図情報〕
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