(この記事は、現地2016年9月9日のものです)
前回は、羽田から、フランクフルトを経由して、シュトゥットガルトに到着しました。
今回は、シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hbf)から、「ポルシェ・ミュージアム」(Porsche Museum)へ向かいます。0xF995
#ミュンヘンの「BMWワールド」(BMW Welt)への行き方は、こちらやこちら、こちらを参照ください。
シュトゥットガルト中央駅の全景です。
さすがは自動車産業の街、シュトゥットガルト。駅舎の塔の上で、スリーポインテッドスターが、クルクル廻っています。0xF9CF
ドイツには、都市部と近郊を結ぶ「Sバーン」(S-Bahn、SはStadtで英語でCityの意)と、都市部の地下を走る「Uバーン」(U-Bahn、UはUnterで英語でUnderの意、UポートのUと同じ)とがあります。
ポルシェ・ミュージアムは、Sバーンの「Neuwirtshaus(PorschePlatz)」(ノイヴィルツハウス)という駅にありますので、とりあえずSバーンの駅に向かいます。
シュトゥットガルト中央駅のロータリーの下は、大きな地下アーケードになっています。
駅前には、地下アーケードへの入口がそこかしこにありますので、まずは「Sバーン」のマークに従って、階段を降ります。
(画像は、シュトゥットガルト中央駅の地上にあったもの)
ドイツ鉄道の自動券売機です。
前回も書きましたが、各国語対応ですが、慣れるまでは時間が掛かると思いますので、チケットは事前に日本で買っておいた方が便利です。
「Stuttgart Hbf~Neuwirtshaus(PorschePlatz)」間は、片道2.80ユーロですが、この後、「メルセデス-ベンツ・ミュージアム」にも行きますので(後述)、「市内一日周遊券」(City-Mobil、6.80ユーロ)を買っておきました。
「Sバーン」の入口、ありました。
なお、ドイツの鉄道には、改札がありません。改札がない代わりに、抜き打ちで検札があります。
ここで無賃乗車が発覚すると、その場で屈強なお兄さんたちに羽交い締めにされ、強制労働の刑に処せられますので、くれぐれもご注意を。
(もちろん冗談ですが、けっこうな罰金を取られるようです)
#このblogをご覧の皆さんは、そのようなことはしないと思いますが。0xF9C7
路線図で、行き先と路線をチェックしておきます。
「Neuwirtshaus(PorschePlatz)」駅へは、「Weil der Stadt」(ヴァイル・デア・シュタット)方面行きの「S6」に乗ると良いようです。
「Sバーン」の地下ホームへと続くエスカレーター。
「Weil der Stadt」方面行きの「S6」は、もう少しで来るようです。
「Weil der Stadt」方面行きの「S6」は、こちら側のホーム。
Sバーンの地下ホーム。
「Haupt」は、英語でhalf、“真ん中の”、“中央の”の意。「bahn」は、“鉄道”。「hof」は、“大きな建物”。よって、「中央駅」ということになります。
ドイツでは、この「Hauptbahnhof」(ハウプトバーンホフ)駅が、主要都市ごとにあります。
目指すべき「Neuwirtshaus(PorschePlatz)」駅は、ここから「S6」で4駅目のようです。
「Weil der Stadt」方面行きの「S6」が、間もなくやってくるようです。
(画像は、違う路線(「S3」)です)
Sバーンがホームに入ってきました。
この時、改めて気付いたのですが、右側通行の国だけあって、列車は日本とは逆の方向(右側)から入線してきます。
乗り込みました。
いつもながらに、綺麗な車内です。フランスやイタリアのように、落書きとゴミだらけの汚ったね~車内とは、雲泥の差です。ここら辺にも、ドイツ人の律儀な遵法精神が窺えます。0xF9C6
ちなみに、Sバーンといっても、地下を走ることもありますし、Uバーンといっても、地上を走ることもあります。
0xF9A4「タラン、タンタ、タ~ララン、タ~ラ~ン」(「世界の車窓から」のテーマで)
0xF8D7「今日は、ドイツ鉄道、シュトゥットガルト郊外の車窓からお送りします」
#しつこい?0xF9C7
そうこうしているうちに、「Neuwirtshaus(PorschePlatz)」駅に着いちゃいました。「Hauptbahnhof」駅から4駅なので、15分ぐらいだったでしょうか。
以前にも書きましたが、ドイツの鉄道は、自分でドアを開けないと降りられません。緑色のLEDがチカチカしている間に、真ん中のボタンを押すと、ドアが開きます。
#この辺りは、日本の田舎の電車と同じですね。
いやいやいやいや、とうとう来ちゃいましたよ、ポルシェ・ミュージアム!0xF9CF
その名も、「Porscheplatz」(ポルシェプラッツ)駅。(「platz」は、英語で「square」。すなわち“ポルシェ広場”)
でか~い!
でか過ぎて、広角レンズに取り換えても、フレームに入り切りません。
“ポルシェ広場”駅のホームを出ると、目の前に、Porscheの現地ディーラーが。
むひょ~!0xF9CB
現地ディーラーの正面。
おっ!! こっ、ここはっ!!
Porscheが、2014年に「Le Mans 24時間耐久レース」に復帰した際、AudiがPorscheに送った、“粋なエール”の舞台ではないですかっ!!
ひょえ~!0xF9CF
ちゅーことで、こちらで各車試乗できるようですよ。
お気に召せば、そのままお持ち帰りいただいければと。0xF9F8
こちらは、Porsche AGの本社ビルの模様。
次期モデルのR&D組織でも入っているのでしょうか。
こちらは、Porsche AGの生産工場。
(細かくは、「Zuffenhausen」(ツッフェンハウゼン)の本社工場。Porscheは、この一帯に広大な敷地を保有しています)
そして、この本社ビルと生産工場との間に大きなロータリーがあり、そのど真ん中に不思議なモニュメントが建っているなと思っていたら・・・、
な、な、なんということでしょう!0xF9FC
#「勿体ない」と思うのは、職人だけ?
と、いうことで、やっとこさ、建物全景。
つっ、ついに! やって来ました、ポルシェ・ミュージアム。0xF9D2
エントランス前の広場。
オープンカフェになっています。
ちなみに、「Porsche 911 GT3 RS」(日本国内での車両本体価格:25,300,000円)も、試乗できるようですよ!0xF9CF
いかがですか、おひとつ?
ポルシェ・ミュージアムのエントランス。
エントランスを入ったところ。
入館料は、大人8.00ユーロで、各国語対応の音声ガイド機器を貸してくれます。開館時間は、9:00~18:00で、毎週月曜日が休館日となっています。
かくして、この長~いエスカレーターを昇った先に、“夢の世界”が待っている訳であります!0xF9CB
(つづく)
〔地図情報〕
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