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プロローグ(2) - Sharp CYBER STICK(CZ-8NJ2)

 前回の続きです。

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 SharpのX68000用インテリジェントコントローラ、「サイバースティック(CYBER STICK)」(CZ-8NJ2)です。(当時の標準価格:23,800円)

 実家の自分の部屋から、発掘してきました。0xF9C7

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 発売は1989年ですから、すでに四半世紀以上も前。もはや、PC関連パーツとしては、ヴィンテージの域に達しているかと。

 この「サイバー(Cyber)」という言葉、いまや死語かも知れませんが、1990年前後の当時は、“近未来の”とか“最先端の”とか、心躍る響きがありました。

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 トム・クルーズ主演の映画、「トップガン(Top Gun)」(1986年公開)の人気を受けて、「アフターバーナー(AfterBurner)」というアーケードゲームがSEGAから出ていましたが、同作のX68000への移植を受けて、ソフトと同時に発売されたものです。

 ところで、SharpのX68000を持っていないのに、なぜにこれを買ったかと言いますと・・・。

 この頃、NECの「PC-9801VX41」(当時の標準価格:630,000円)を所有しており、これに挿していた「FMサウンドカード」(PC-9801-26K)に、確か「ジョイスティックポート」が付いていて、
   「これに挿したら、動くかなぁ」、「いずれI/Oドライバでも作ろうかなぁ」
と思って購入したものの、けっきょく作らず、箱に入れたままお蔵入りになっていました。

 よって、ほぼ未使用の、新品同様の逸品です。

#某オークションに出品したら、いくらで売れるかなぁ。0xF9F8

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 本体後面。

 リセットボタンと、各チャンネル用のボリューム(アナログスティックの中立位置のキャリブレーション用)が付いています。

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 左右にあるロックボタンをリリースし、ダイヤルリングを反時計方向に回すと、ジョイスティック部が取り外せます。

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 本体裏面。

 「シャープ株式会社」のロゴが、昭和な香り。

#いまや台湾企業による買収目前で、“風前の灯火”状態ですが、当時は「X1シリーズ」や「X68000シリーズ」の一定の成功など、勢いがあったなぁ。(しみじみ)0xF9C5

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 取り外した左右のジョイスティック部。

 角度を拾う、ロータリーエンコーダなどが見えます。

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 インターフェース部は、カード式になっており、取り外すことができます。

 D-sub(9ピン)コネクタになっているので、ATARI規格っぽい感じですが、どうやら少し違うようです。

 はてさて、これをどう活かすか。

 工房の「ペガソス計画」の後半で、きっと活躍してくれることでしょう。0xF9CE

#と、その前に、電気的に生きているかどうか、確認する必要がありますが。

(つづく)

〔関連情報〕
   ・「~1990年代のアナログスティック「CYBER STICK」~ アフターバーナーやサンダーブレードに対応
   (AKIBA PC Hotline!:2013年11月19日)

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