前回の続きです。
ファンコントローラーの取り付けも完了し、いよいよモニターを設置します。
モニターを横3列に設置するため、モニターアームを購入しました。
サンコーの「4軸式くねくねモニターアーム」(購入価格:4,190円×3セット)です。
開梱したところです。
(見掛け以上に重いです)
モニターアームには、「エルゴトロン」など、1セットで数万円もする高価なものもありますが、今回購入した「サンコー」のものは、ネット上の口コミでは、安価な割には高い評価を得ています。
ただし、やはり“価格相応”ということで、いくつか手を加えてやらなければならない部分があるようです。
ということで、いつものとおり、少し工夫をして使ってみることにしました。
M6×30mmのボルト(黒)と、M10×25mmのワッシャーです。
どのように使うかは、後ほど。
KUREのシリコングリスです。
M3 Coupeの「ホイールスペーサー」を取り付けた時に使ったものです。
「4軸式くねくねモニターアーム」は、その名のとおり4つの関節があり、モニターの角度を自由度高く調節することができます。
(正確には、ロールもできるので、5軸ですが)
ただし、標準の状態では、全体的に関節の締め付けトルクが高く、“クネクネ”というよりは、“カクカク”とした動きになっています。
さらには、ポールに近い「第1関節」の締め付けトルクが特に高いことから、アームを左右に振ると、第1関節ではなく、ポールに固定している台座部分が動いてしまいます。
これにより、台座部分の締め付けが弱くなり、次第にモニター全体が下にずり落ちてしまうことになります。
ということで、付属の六角レンチを使って、いったん各関節を分解し、シリコングリスを適量塗ってから、改めて組み直します。
(各関節のボルトは、締め付け過ぎないよう、適度なトルクにします)
これにより、面白いように“クネクネ”動くようになります。0xF9F8
分解している途中で気付いたのですが、中央のモニターは、それほど動きに自由度がある必要はありません。
ということで、途中の関節を外して、「短縮加工」してみました。
なお、関節を組み付ける際、凸側と凹側との間に4mmほど隙間が空いてしまうため、M10×25mmのワッシャー(厚さ2mm)を2枚かませてボルトを締め込みます。
これにより、上下にブレることなく、ぴったり固定することができます。
つづいての工夫です。
高さ調節用のボルトは、標準の状態では、レバー式になっていますが、一度高さを決めてしまえば、そう頻繁に上下に動かすことはありません。
そこで、レバー式のボルトを外して、M6×30mmのボルト(本体色に合わせて黒)に交換してしまいます。
レンチ(またはスパナ)で締めれば、手で締め込むレバー式に比べて、がっちりと固定することができます。
このような感じで、各関節に、シリコングリスを塗布しておきます。
(少量でも十分な効果があるので、塗り付けすぎないように)
ポール(支柱)を、PCデスクに固定します。
ポールの台座がデスクマットに当たる部分は、サークルカッターを使って、このようにカットしておきます。
これにより、PCデスク本体と台座との密着度を高め、ポール自体のブレを抑えることができます。
モニターを固定したところです。
スムースにパン(首振り)することができます。
モニターのフレーム側面には、帯状に切り出したスポンジゴム(厚さ1mm)を貼っておきます。
モニター同士の密着度を高め、ズレ防止となるとともに、ぶつかりによるキズ防止にもなります。
ということで、まだすべてのパーツが揃っていませんが、デュアルモニター構成で動かしてみました。
#デスクトップ、広すぎです。0xF9C7
モニターアームを動かしてみた感想ですが、関節部分が多い割には上下のブレもなく、全体的にがっしりした感じです。
約4,000円という価格を考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと思います。
さしものエルゴノミクスデザインも、モニターの後ろに隠れてしまえば目に触れる機会もないので、質実剛健のオーソドックスなデザインで十分かと。
いや~、早くトリプルモニターにしたいです。
動画でどうぞ。
(撮影用に2Dモードにしていますが、これを3Dモードにして3Dメガネを掛けて見ると、タイヘンなことに・・・)0xF9CF
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