●「メガソーラー構想」 得する孫正義、損する国民
(プレジデント 2011年12.19号:プレジデント社)
研究開発費、ソフトバンク9億円、ドコモ1,099億円
(中略)
身銭を切らず、他人のふんどしで収益を上げる、というソフトバンクのビジネスモデルは、今回が初めてではない。本業の通信事業もまるで同じだ。
ソフトバンクの事業の中心、携帯電話事業への進出もボーダフォン日本法人を買収したのがきっかけで、自社で何か特別な開発をしたことはない。携帯大手3社の中で、ソフトバンクの設備投資額は最低で、ドコモの半分にも満たない。
さらにわかりやすいのが、研究開発費。年間1,099億円もかけているドコモに対して、ソフトバンクの研究開発費は8億8,000万円にとどまる。ドコモの100分の1未満だ。通信インフラはNTTのものを借用し、社内でインフラ整備や新規の技術開発はまったくやる気がない、ということが数字に表れている。なぜ情報機関はソフトバンクを使わないのか
(中略)
ソフトバンクの携帯電話のセキュリティにも私は大きな不安を感じている。私の周りにいる国家機密を扱うような人や情報機関の所属で、ソフトバンクの携帯を使っている人はいない。みな、ドコモを使っている。
幸いにして、ソフトバンクの携帯に電話すると、「ププッププッ」と独特の音が鳴る。その音を聞いたら、相手がどんなに不審に思おうと、私は世間話で電話を切ることにしている。出典: プレジデント 2011年12.19号
著者: 飯島 勲 氏(小泉純一郎元総理大臣主席秘書官)
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