つづいて、温度センサーを組み込みます。
左側は、「Aquagate Max 限定版」付属の温度センサーです。
以前にも書いたとおり、今回の水冷システムでは、チューブのサイズを、内径3/8インチ(9.5mm)から内径1/2インチ(12.7mm)に変更しているため、付属の温度センサーは使えません。
そこで、右側のPhobyaの「Temperature Sensor In/Outer Thread G1/4」(12.99ドル)を購入しました。パイピングの途中にあるフィッティングに割り込ませるタイプの温度センサーです。
なお、市販されている温度センサーには、25℃で10kΩを示すタイプと、25℃で50kΩを示すタイプとがあります。よって、コネクタの形状が合うからといって、そのまま単純にコントローラーに接続したのでは、正常に温度が検出できないことがあります。
テスターを使って、Aquagate Max付属の温度センサーを確認したところ、10kΩのタイプでした。また、「Maximus IV Extreme」付属の温度センサーも、10kΩのタイプでした。
都合の良いことに、どちらのコントローラーに繋いでも、正常に温度を検出することができそうです。
(温度センサーをマザーボードに接続して、付属のツール類で確認した方が、細かなコントロールができそうなので)
こんな感じで、PCIスロットのところに、専用のブラケット(「BKT-PCI-G」、10.99ドル)を挟んで、そのフィッティングの途中に割り込ませることにしました。
クーラントが、CPUやグラフィックカードを巡回して最も暖まった状態の温度と、ラジエーターを巡回して最も冷やされた状態の温度とを、1ヶ所で測定することができます。
ラジエーターをセットすると、こんな感じになります。
ラジエーターとPCケースとの間です。
アールがきついので、チューブが潰れてしまわないように、「折れ防止コイル」(「SPR-13GN」、2.99ドル)を入れて保護してあります。
この折れ防止コイル、「こんなアイデアもあったのか!」と感心してしまいました。
チューブは、何も付けていない状態だと、アールがきつくなるに従って潰れていく(断面が楕円形になっていく)のですが、この折れ防止コイルを付けると、ほぼ真円を保ったまま曲げることができます。
製作開始からだいぶ時間が経ってしまっていますが、徐々に完成に近付いてきました。
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