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2011年7月 Archive
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2011/07/30

 blogを「Movable Type 5」(以下、MT5)に変更しましたが、ここのところ、やたらとスパムコメントが付くようになりました。
(記事の更新情報をpingするにも、一長一短があります)

 MT5にもスパムフィルタがあり、コメントの内容を監査して、ある一定以上のスコアとなると、自動的に隔離されるようになっています。

 とはいえ、コメントをいったん受け付けてからスパム判定するようになっていることと、スパム判定した後も、そのIPアドレスからのコメントを拒否する訳ではないので、公開されないコメントが、裏でどんどん増えていくことになります。

spam01.jpg

 勝手にサーバのリソースを使われるのは、気持ちの良いものではないので、MT5と連携した形で、スパムフィルタを作ってみました。

 上記は、スパムと判定されたIPアドレスの一覧です。

 ホスト名からすると、大部分が中国のプロバイダからのものとなっています。また、DNS解決できないIPアドレスも、逆アクセスしてみると、中国の監督官庁のサイトであったりします。
(当局も、よもや不正アクセスの踏み台にされているとは、まったく気付いていないことでしょう)

 スパムフィルタの仕組みは簡単で、MT5がスパムと判定したIPアドレスを、SQLサーバから聞き出して、Webサーバの「.htaccess」ファイルに、「deny from (IPアドレス)」として追加するだけです。

 あわせて、確認用(というか、全世界に曝すため0xF9D1)に、スパムテーブルファイルを更新します。その内容を表示したものが、上記となります。

 この操作を、1日に1回、自動的に実行します。

 いったんスパムテーブルファイルに登録されたIPアドレスは、Apacheレベルで門前払いとなるため、以降、二度とアクセスすることができなくなります。

 これで、サーバのリソースを勝手に使われることもなくなりました。めでたし、めでたし。
(いっそのこと、中国からのアクセスは、すべて拒否ってやろうかとも思ったのですが、いまのところ思い留まっています)

 これまで「アクセスログ分析」のページはCGIで作っていましたが、これを機に、PHPに書き改めてみました。

 以下、スパムフィルタのソース(一部)です。

 はじめに、スパムテーブルファイル(spamtable.dat)を読み出し、配列($SpamTable)に格納します。

 つぎに、SQLサーバから、スパム判定されているコメントについて、IPアドレスと登録日時を、日付順に読み出します。
(MT5では、スパム判定されたものは、“comment_junk_status”が-1となっています)

 つづいて、この情報を、配列の内容と比較し、登録されていない場合には、配列の最後に追加します。

 最後に、スパムテーブルファイルを追記モードでオープンし、新たに登録された情報のみ、書き出します。
(念のため、バックアップファイルを作成するとともに、追記(書き込み)であることから、排他処理をしています)

 ということで、スパムフィルタができました。

 その効果ですが、スパムコメントの登録数が大きく低下し、サーバの負荷状態も改善したようです。

 スパムコメントは、踏み台とされるIPアドレスがつぎつぎに増えているため、完全に抑え込むことはできませんが、システムが日々自動的に追加していってくれるので、管理的には楽になりました。

2011/07/24

 ということで、チップセットのSATAインターフェースでは、パフォーマンスが思うように上がらないことから、専用のRAIDボードを購入することにしました。

rr2720sgl01.jpg

 HighPoint社の「RocketRAID 2720SGL」(購入価格:121.77ドル=約9,800円)です。

 秋葉原では、1万円台後半で売られてます。

rr2720sgl02.jpg

 同時に購入した「INT-MS-1M4S」(購入価格:15.59ドル=約1,250円)です。Mini-SASコネクタを、4つのSATAコネクタに変換するためのケーブルです。

rr2720sgl03.jpg

 ヒートシンクに覆われていて見えませんが、RAIDコントロール用のチップは、Marvell社の「88SE9485」を使っているようです。

#「Maximus IV Extreme」も、RAIDコントロール用にMarvell社のチップ(88SE9182)を積んでいますね。

 Mini-SASコネクタが2つあるのが見えると思いますが、このカード1枚で、最大8台までのSATAドライブをコントロールすることができます。

rr2720sgl04.jpg

 インタフェースは「PCI Express 2.0 x8」ですが、「Maximus IV Extreme」では、「PCIe 2.0 x16スロット」に挿入して使っています。

 さて、さっそくパフォーマンスチェックです。

hgst-hd02.jpg

 前回の、チップセットのSATAインターフェースでRAID5を組んだ場合です。

 シーケンシャルリードでは、HD単体の3倍のパフォーマンスを示していますが、逆にシーケンシャルライトでは、8分の1にまで低下してしまいました。

rr2720sgl05.jpg

 「RocketRAID 2720SGL」の場合です。

 シーケンシャルリード/ライトとも、HD単体の2.7倍となっています。チップセットRAIDに比べると、リードでは若干低く(477.3MB/s→438.5MB/s)なっていますが、ライトでは、著しい改善(20.82MB/s→430.5MB/s)を示しています。

 ということで、シーケンシャルでは、リード/ライトとも、理論値である約3倍(4台構成の場合)を達成しました。

 これで、「Ultimate Tera Storage Machine」として、地デジをごりごりキャプチャーすることができるようになりました。0xF9F8

2011/07/17

 サイトの左上を見ていたら、いまからちょうど10年前にSOARISTO工房を開設していたことを発見しました。

 振り返ると、長~い10年だったような気もしますが、あっという間の10年だったような気もします。0xF9C6

sc400-01.jpg

 記念すべき第1号車は、「SOARER 2.5 GT-T L Package」でした。工房を開設する遙か前、たしか1995年ぐらいに乗っていました。

 オーダーしてからの1ヶ月間が、永遠のように感じられましたが、納車日、キーをもらって初めて走り出した時の感動は、いまだに忘れられません。
(というか、フロントノーズが長すぎて、どこまでがボディーなのか分からず、コワゴワ乗り出したことを覚えています)0xF9FC

(以下、編集中)

2011/07/16
[ Mobile ]

 発売日は7月9日(土)でしたが、1週間遅れでゲットしました。

acro01.jpg

 DoCoMo、XPERIA acro(SO-02C)。

#まぁ、Suica対応が7月23日(土)からなので、来週でも良かったのですが。

acro02.jpg

 左側は、1年前に購入したXPERIA(SO-01B)。右側は、むか~し買ったSO505i

#いや、SO505iは、単に色が似ていたので並べてみました。スマホとは比べようがありませんが。

 「全部入りスマホ」という訳ではなく、いま流行りの「テザリング」にも「3D液晶」にも対応していませんが、ソリエリのスマホも、やっと「FeliCa対応」になったので、この機会に購入してみました。

 購入は、「ヨドバシカメラ」にて購入しました。

 現金一括購入時の価格が57,078円で、ここから指定オプション割引、ドコモポイント還元、ヨドバシポイント還元による割引が掛かります。

 さらに、「パケ・ホーダイ フラット」等の定額制サービスに加入すると、「月々サポート」が適用され、毎月の利用料金から882円(機種変更の場合。適用期間は24ヶ月)が割り引かれます。

 ドコモの囲い込み戦略にまんまとやられている気がしますが、実質20,000円ぐらいで購入することができました。

2011/07/10

 SF映画における最高傑作は、何だと思いますか?0xF8D8

great-sf01.jpg

 イギリスの映画誌が行ったアンケートで、「Blade Runner」(1982年)が、堂々の第1位に選ばれました。0xF9CF

史上最高のSF映画は『スター・ウォーズ』ではなくあの作品
(2011年7月9日:MovieWalker)

 英国の映画誌TOTAL FILMが行った投票の結果、"史上最高のSF映画"の1位に選ばれたのは、リドリー・スコット監督『ブレードランナー』(82)だった。

 2位は『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』(80)で、3位にはスタンリー・キューブリック監督『2001年宇宙の旅』(68)が選ばれた。今世紀の作品では『インセプション』(10)のみがベスト10入りしており、ベスト10に選ばれた作品の半分が1980年代に製作された映画だった。『アバター』は11位止まりでベスト10入りは果たしていない。

 「一度鑑賞すれば、『ブレードランナー』のシーンの多くは永遠に頭に焼きつく。最も暗く、最も素晴らしいSF映画だ」と同誌の編集者ジェイミー・グレアムは語っている。

 "史上最高のSF映画"ベスト10は、1位『ブレードランナー』(82)、2位『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』(80)、3位『2001年宇宙の旅』(68)、4位『エイリアン』(79)、5位『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』(77)、6位『E.T.』(82)、7位『エイリアン2』(86)、8位『インセプション』(10)、9位『マトリックス』(99)、10位『ターミネーター』(84)という結果になっている。

 「Blade Runner」については、これまでいろいろいろいろ語ってきましたが、ブレラン・ファンにとっては、嬉しい限りです。

 まぁ、SFというよりは、カルトムービーみたいな感じですが。

 気になるランキングは、以下のとおりです。

    1. Blade Runner (1982)
    2. Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back (1980)
    3. 2001: A Space Odyssey (1968)
    4. Alien (1979)
    5. Star Wars: Episode IV - A New Hope (1977)
    6. E.T.: The Extra-Terrestrial (1982)
    7. Aliens (1986)
    8. Inception (2010)
    9. The Matrix (1999)
   10. The Terminator (1984)
   11. Avatar (2009)
   12. Back To The Future (1985)
   13. Donnie Darko (2001)
   14. Close Encounters Of The Third Kind (1977)
   15. Terminator 2: Judgement Day (1991)
   16. The Thing (1982)
   17. Star Trek (2009)
   18. Planet Of The Apes (1968)
   19. Jurassic Park (1993)
   20. WALL・E (2008)
   21. Invasion Of The Body Snatchers (1956)
   22. Eternal Sunshine Of The Spotless Mind (2004)
   23. RoboCop (1987)
   24. Minority Report (2002)
   25. A Clockwork Orange (1971)
   26. Metropolis (1927)
   27. Mad Max 2 (1981)
   28. Twelve Monkeys (1995)
   29. Predator (1987)
   30. Brazil (1985)
   31. Dark Star (1974)
   32. Solaris (1972)
   33. District 9 (2009)
   34. Starship Troopers (1997)
   35. Akira (1988)
   36. The Fly (1986)
   37. The Day The Earth Stood Still (1951)
   38. Total Recall (1990)
   39. Moon (2009)
   40. Independence Day (1996)
   41. Tron (1982)
   42. THX 1138 (1971)
   43. Forbidden Planet (1956)
   44. Serenity (2005)
   45. Godzilla (1954)
   46. AI: Artificial Intelligence (2001)
   47. The Man Who Fell To Earth (1976)
   48. Flash Gordon (1980)
   49. Primer (2004)
   50. Barbarella (1968)

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 「Brazil」(邦題:「未来世紀ブラジル」、1985年)は、惜しくも(?)30位。

 テリー・ギリアム監督のヘンタイ映画は、ちと理解者が少ないようです。0xF9C7

〔関連情報〕
   ・The 50 Greatest Sci-Fi Movies Ever
   (2011年6月30日:TotalFilm.com)

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