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Cooling Master? -- Improve the Pump(3) --

2010/12/05

 前回の続きです。

Improve the Pump

 けっきょく、いろいろ思うところありまして、完全にバラバラにしてしまいました。

#ここまで来ると、わざわざ「Aquagate Max」にした意味が無いような・・・。0xF9C7

Improve the Pump

 本日の「お献立」です。

 KOOLANCE製の「45°旋回フィッティング」(「NZL-DXG-V2」(9.99ドル)×1個)、「パネルマウントノズル」(「NZL-V13KGB1-P」(9.49ドル)×2個)です。

Improve the Pump

 前回は、ストレートのバーブノズル(「NZL-V13B」)を、DCポンプのIN側とOUT側とに取り付けましたが、仮組みをしたところ、少し工夫が必要なことが分かりました。

 DCポンプのOUT側は、水流の方向を90°曲げて、パネル後面のノズルに接続することになりますが、OUT側のノズルがストレートのままだと、チューブの区間で90°曲げる必要があります。

 しかしながら、OUT側のノズルとパネル後面のノズルとの間隔が近接しているため、ここで90°曲げてしまうと、チューブが"折れる"(曲率半径が小さすぎるため、チューブの断面積が狭くなる)ことが予想されます。

 よって、90°(L字型)のバーブノズル(「NZL-L13B」)を使えば良いことになりますが、これにも問題があります。

 DCポンプのOUT側の直近であるため、ここにいきなりL字型のエルボーを使ってしまうと、配管抵抗によって、かなりの圧力損失が起きてしまうことが予想されます。
(これでは、せっかく流量と揚程を強化した意味が薄れてしまいます)

 そこで、"中間解"を採ることにしました。

 他社からは、45°のバーブノズルが出ていますが、KOOLANCEからは出ていないため、ストレートのバーブノズルに45°の旋回フィッティングを組み合わせて、45°のバーブノズルと同じことができるようにしました。
(本当は、1/4円状のフィッティングがあれば、ベストなのですが)

 これにより、OUT側からの水流を緩やかに曲げ、できるだけ圧力損失が起きないようにしました。

Improve the Pump

 続いての工夫です。

 DCポンプを仮組みしたところ、パネル後面にある制御用の基盤と干渉することが分かりました。干渉するのは、基盤から出ている水位センサ用のコネクタ(ジャンパピン)です。

 そこで、基板上のジャンパピンを取り去り、L字型のものと交換しました。

#簡単に書いていますが、両面スルホール基板にハンダ付けされている部品を取り去るには、それなりのワザが必要となります。

Improve the Pump

 パネル後面に、「パネルマウントノズル」を取り付けたところです。
(内部側が「バーブノズル」、外部側が「フェルールレス・フィッティング」になっています)

 前述のとおり、標準の状態では、本体内部は内径1/2インチ、本体外部は内径3/8インチとなっています。

 今回取り付けた「パネルマウントノズル」は、内部側・外部側とも内径1/2インチのため、ここでの圧力損失は(原理的には)起きません。

#余談ですが、標準状態のパネルマウントノズルを取り外し、中を覗いてみたところ、1/2インチと3/8インチとの間が、直角に段差が付いていました。見るからに、配管抵抗になりそうな作りです。

Improve the Pump

 DCポンプのOUT側の「バーブノズル」と、「パネルマウントノズル」との位置関係です。

#その昔、ヤ○キー車両用に、"斜めカチ上げマフラー"という下品なパーツが出ていましたが、角度的にそんな感じです。0xF9D1

Improve the Pump

 水位センサ用のコネクタと、DCポンプとの位置関係です。

 まさにギリギリです。

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