今日は、「いい夫婦の日」ということで、久しぶりに平日にお休みしちゃいました。0xF9F8
さて、前回の続きです。
本日の「お献立」です。
JINGWAY TECHNOLOGY製のDCポンプ(「DP-1200」)と、KOOLANCE製のバーブノズル(「NZL-V13B」×2セット)、クランプ(「CLM-13」×4個)です。
右側が、標準状態のポンプ、「DP-600」(流量:450L/h、揚程:1.8m)で、左側が、今回交換するポンプ、「DP-1200」(流量:800L/h、揚程:4.0m)です。
大きさは、小学生と高校生ぐらい違います。
IN側とOUT側とに、フィッティングを取り付けたところです。
とりあえず、本体内に収まったには収まったのですが、かなりギリギリです。
水冷システムに用いられるチューブには、内径1/2インチ(12.7mm)、内径3/8インチ(9.5mm)、内径1/4インチ(6.4mm)などがあります。
チューブの口径が太ければ、より多くのクーラントを送り込むことができるため、その分、冷却能力が高まることになります。
「Aquagate Max」は、本体の内部は、内径1/2インチ(12.7mm)のチューブが使われていますが、パネル後面のフェルールレス・フィッティングから先は、内径3/8インチ(9.5mm)になってしまっています。
今回、ポンプの能力を大幅に高めているので(流量では、約1.8倍)、ウォーターブロックやラジエーターも含めて、すべての区間のチューブを、内径1/2インチ(12.7mm)にすることにします。
ということで、パネル後面にある標準状態のフェルールレス・フィッティングも、取っ払ってしまいます。
なぜにすべてのチューブを内径1/2インチ(12.7mm)にするかというと・・・、
例えば、体内の血管と心臓の関係で表すと、血管の太さが変わらないのに、心臓だけバクバク動いて多くの血液を送りだそうとすると、必ずどこかにしわ寄せが回って、血管が破裂したりします。
水冷システムの場合には、血管(チューブ)は破裂したりしませんが、フィッティングの継ぎ目から水漏れするなど、致命的なダメージに繋がることになります。
(水(この場合はクーラント)は、全体に一様に圧が掛かるため、弱いところを突いてきます)
これを防ぐため、チューブを太くすることにします。
今回、DCポンプの交換(強化)により、流量は約1.8倍となります。一方、チューブの内径を、3/8インチ(9.5mm)から1/2インチ(12.7mm)にすることで、直径は約1.34倍となりますが、断面積は二乗で効いてくるので、約1.8倍となります。
これにより、標準状態と変わらないバランスが保たれているものと思われます。(適当な推測ですが)
#それにしても、まだマザーボードすら来ていないのに、先に水冷システムを改造しちゃっているというのは、我ながらおかしな話です。0xF9C7