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PIC Controller Module

 今回使用するコントローラは、USARTインタフェースを2つ持っている必要があります。「ELM327」との通信用と、「µVGA-PICASO-MD1」との通信用です。

 PIC18Fファミリの中では、PIC18F6xxxxシリーズか、PIC18F8xxxxシリーズとなります。

 PIC18F4xxxxシリーズは、40ピンのPDIPパッケージが中心ですが、PIC18F6xxxxシリーズは64ピン、PIC18F8xxxxシリーズは80ピンのTQFPパッケージが中心となり、手作業でハンダ付けするには、ちと厳しくなります。

 PIC18F6xxxxシリーズか、PIC18F8xxxxシリーズのどちらを選ぼうかと、いろいろ考えていたところ、いいモジュールを発見しました。0xF9CF

PIC18F8722 Module Kit

 秋月電子通商さんの「PIC18F8722モジュールキット」(3,200円)です。

 「PIC18F8722-I/PT」(プログラムメモリ:128kbyte、データSRAM:3,936byte、データEEPROM:1,024byte)に、20MHzクリスタル、32kHzクリスタル、RS232ドライバIC(ADM232AARN)、3端子レギュレータ(TA48M05F)を実装しています。

 このモジュールでは、20MHzのクリスタルを実装しているので、動作周波数は20MHzとなります。一方、PIC18Fファミリは、4逓倍のPLL回路を内蔵しているので、これを使用すれば、外部発信器の4倍の速度で動作させることができます。

 今回は、VGAコントローラとの通信タイミングがシビアそうなので、10MHzのクリスタルに付け替えて、PIC18Fファミリの最高動作周波数である「40MHz」で動作させることにします。

 画像右端のクリスタルは、表面実装用の10MHzのクリスタル(40円)です。

 内部動作周波数を40MHzとすることで、USARTのボーレートは、230,400bpsまで高めることができます。
(受け側の「µVGA-PICASO-MD1」は、最高1Mbpsまで、「ELM327」は、最高38,400bpsまでですが)

 秋月さんに行ったついでに、加速度センサも買っておきました。

KXP84-2050

 秋月電子通商さんの3軸加速度センサモジュール、「KXP84-2050」(1,200円)です。

 Kionix社の3軸加速度センサ、「KXP84-2050」を実装し、X/Y/Z方向に、最大2Gの加速度を感知することができます。ディジタル出力が可能で、PICとは、SPI(またはI2P)通信で、データを読み出すことができます。

 画像では分かりにくいのですが、実物は5mm角程度しかない、非常に小さなチップです。

 本来は、ノートPC用の小型ハードディスクに実装し、ノートPCを落としてしまった時など、フリーフォール状態を検出し、ヘッドを瞬時にリトラクトして、ハードディスクを保護するような用途に使われています。
(最近では、ジャイロセンサと組み合わせて、小型ロボットの姿勢制御にも使われているようです)

 車両の挙動において、横G/縦Gの大きさが「2G」となることが、どの程度のものを表すことになるのか、まったく分かりませんが、とりあえず実験クンしてみます。
(「6G」まで検出できるモジュールもあるようですが、「6G」って・・・)0xF9FC

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Comments(2)

soaさん、こんにちは。

 BMWパフォーマンスのステアリングにも、G表示出来る機能がありますよね。
 確かに街中では2Gなんてめったに出ない数値だと思いますし、僕の場合、殆ど水温・油温表示にして使っていますので、今度走りに行った時にGを見てみよっかな。
 M3なら縦でも横でも2G位は掛る気もしますが…(汗)。

 来月、お会いできるのを楽しみしてます~。

posted by  よしき at 10:48:43 2010/02/06 | reply

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