前回の続きです。
とりあえず、ブレッドボード上に、評価用の回路をささっと組み付けて、PICのプログラムを開発します。
ボード上の左下にある2つのタクトスイッチは、それぞれ「スモールランプ」と「フロントフォグランプスイッチ」を模しています。
これら2つの入力が同時にONになった時に、パワーMOSFETを使って、フォグランプ用のリレーを駆動させます。あわせて、パイロットランプとなる「高輝度青色LED」を点灯させます。
フォグランプスイッチを押す毎に、フォグランプが「OFF→ON」または「ON→OFF」となる(トグル動作する)ようにします。
また、フォグランプスイッチからの入力は、チャタリングが発生するものとし、その対策として、40msの判定時間を設けます。
さらに、フォグランプスイッチが、何かの拍子で押し続けられた場合、単純なトグル動作のロジックでは、出力が発振してしまう(高速にONとOFFを繰り返してしまう)ため、この対策も組み込みます。
Microchip Technology社から無償で提供されている統合開発環境、「MPLAB IDE」(Integrated Development Environment)を使って、プログラムを書いているところです。
「PIC10F200」のインストラクション数は33種類と、非常にシンプルですが、ニーモニックも分かりやすいため、すぐに覚えられます。
実はその昔、大学院の学生だったころ、ゲームプログラマーのアルバイトをしていました。当時はZ80やi8086の全盛期で、四六時中、寝る間も惜しんでプログラムをゴリゴリ書いていました。それらに比べれば、はるかに簡単です。
(懐かしい・・・)0xF9C6
なお、ソースプログラムは公開しません。公開すると、まったく同じモノを作って、ネット上で商売始めちゃう姑息なヤカラが湧くので。
はじめまして、JZS161の頃から拝見させていただいておりました。
私もPICで色々遊んでいます。クルマに装着して長いものだと10年目になります。知人にも作ってあげたりして、遊んでいます・・・。
が、中には、俺にも作ってくれ、回路公開せよ、ソースリスト公開せよ、とうるさい連中もいます。タチの悪いのは、断ると更にエスカレートする連中です(笑)。
こちらのHPはとても有名なので、そういう連中を相手にするのは疲れるかと思いますが・・・自作は楽しいですね、今後も読者を色々なパーツで楽しませてください。
a1さん、こんばんは&はじめまして。コメントどうもありがとうございます。
そうでしたか、10年以上も前から製作なさっていましたか、PICの大先輩ですね。以前はロジックICを組み合わせて作っていましたが、PICは今回初めての挑戦になります。
PICには、CANのインタフェースを持っているものもあるようですので、いつかはCANバスに流れているデータを抜き出すコントローラを作ってみたいと考えております。
(いつのことやら、分かりませんが)
何か面白いアイデアなどありましたら、ヒントだけでもご教示いただければと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
#“うるさい連中”というのは、「自らの手でこしらえる」「自らの頭で考える」という愉しさを知らない、ある意味、寂しい連中ですね。