4月に入り、ガソリン税(揮発油税、地方道路税)の暫定税率の期限切ればかりがクローズアップされていますが、我々クルマ好きには、その他にも嬉しいことがあったりします。
あまり表だって報道されていないようですが、自動車取得税および自動車重量税も、暫定税率の期限切れのため、税負担が軽減されるのです。
(画像は、Nicoleさんより拝借)
まず、自動車取得税ですが、1968年に創設され、本則税率(本来の税率)は3%ですが、1974年から暫定税率が5%とされています。その後、34年間もの長きに渡って、高い税率が維持されたままになっていましたが、この3月末を以て、期限切れとなりました。
単純計算で、1,000万円のクルマで、20万円の税負担が軽減されます。
(正確には、自動車取得税は、車両本体価格の90%×税率なので、18万円ですが)
#これで、オプションのHiFiサウンドシステム、「プロロジック7」(420W、13スピーカー、7chサラウンド)が付けられちゃいます。
また、自動車重量税も、1971年に創設され、本則税率は2,500円/0.5tですが、 1974年に暫定税率5,000円/0.5t、1976年に暫定税率6,300円/0.5tとされていましたが、この4月末に、期限切れ(となる見込み)です。
1.5t以上2.0t未満のクルマで、3年間で45,600円の税負担が軽減されます。
#これで、1ランク上の、高級フロアカーペットが買えちゃいます。
(って、減税分、けっきょく使っちゃうのかい)0xF9C7
ということで、皆さん、クルマを買うなら、(税制が復活する前の)いまがチャ~ンス!!
閑話休題、
それにしても、今回の暫定税率の期限切れ報道に関するマスコミの無能っぷりには、ただただ呆れるばかりです。「混乱、混乱っ!!」と、ことさら煽り立てるように報道していますが、どこか混乱しているんでしょうかねぇ。
(局所的には、混乱(というか、駆け込み需要で単に忙しい?)しているのかも知れませんが)
某・ヒダリ系のテレビ局では、若い女性レポーターが、ガソリンスタンドの店長さんに対し、
「(今回の混乱は)政府に踊らされているように感じませんか?」
などという、明らかに作為的な質問をしていましたが、「オマエの考えを押し付けるんじゃないっ!!」と、思わずテレビに向かって突っ込んでしまいました。
(それに対する店長さんの、「いえ、いまはただ忙しいだけです」という返答も、ほのぼのとして面白かったですが)
メインの、芸能レポーター上がりの、(元は)低俗なアナウンサーが、したり顔で語るのを見るにつけ、「ほんとにマスコミってのは、○○ばっかりだなぁ」と、呆れるのを通り越して、滑稽に思えてきてしまいました。
それでいて、「(自分たちは)民意の代弁者なのだっ!!」という、いまどき小学生でも侮蔑するような、薄っぺらい正義感をお持ちだったりするので、さらに手が付けられません。0xF9D1
これは、ほんとに、受け手側が賢くなって、情報を取捨選択するしかありません。
前述の女性レポーターの言葉を一部借りるならば、
「マスコミに踊らされて、一喜一憂するのは止めましょう」
となるでしょうか。
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