しさしぶりに、ツボにはまる製品が発表になりました。0xF9CF
今年5月に、BRAVIAの名を冠したビデオプロジェクター「VPL-AW15」が発表された際、密かにBRAVIAエンジンを搭載した「VPL-VW50」の後継モデルを期待していたのですが、まさにそのとおりになりました。
●業界最高値コントラスト比 35,000:1により、豊かで自然な階調表現と深みのある黒を再現するフルHDパネル「SXRD」搭載 〈ブラビア〉ビデオプロジェクターを発売
(2007年8月21日:ソニーマーケティング)
(写真はSONYさんから拝借)
思い起こせば、SONYさんが、コンスーマー向けビデオプロジェクターに「SXRD」を使ったのは、「QUALIA 004」が初めてでした(2003年8月発売)。
QUALIAシリーズのイメージメーカーとして、0.78型のフルHD SXRDパネル、レンズにカールツァイス、光源にピュア・キセノンランプと、コンスーマー用としてはとても贅沢なデバイスを奢ったこのモデルの価格は、252万円。
その2年後、SXRDパネルを0.61型に小型化することによりコストダウンを図り、さらにアドバンスト・アイリスの搭載によりコントラスト比を15,000:1まで高めた、「VPL-VW100」を投入します(2005年12月発売)。価格は、136.5万円。
さらにその約1年後、光源であるキセノンランプを、UHPランプ(高圧水銀ランプ)に変更することにより、大幅なコストダウンを図った、「VPL-VW50」を投入します(2006年8月発売)。価格は、73.5万円。
そして今回の「VPL-VW60」の投入(2007年8月)。価格は、44.1万円。
「アドバンスト・アイリス2」の搭載により、業界最高の35,000:1の高コントラスト比の実現や、「BRAVIA ENGINE」の搭載、TRUE CIMEMA(24p)信号への対応など、注目機能が目白押しですが、中でも最も嬉しいのは、VPL-VW100にて搭載された「ARC-F」(オールレンジクリスプフォーカス)レンズが、そのままキャリーオーバーされていることです。
いわば、QUALIA 004やVPL-VW100で培われた遺伝子が、そのまま受け継がれているといっても良いでしょう。
しか~し、わずか4年で、6分の1の価格でこの性能。すごいことです。
となると、がぜん期待が高まってくるのは、VPL-VW100の後継モデルです。コストダウンを図ったピュア・キセノンか、あるいはレーザー光源やLED光源など、次世代光源を載せてくるかも知れません。楽しみです。
ちなみに、来月9月の中旬に、「Sony Dealer Convention 2007」が開催されます。本来は、ソニーの販売店さん向けのイベントなのですが、今年も再び「潜入」しちゃいます。
今回の「VPL-VW60」のお披露目や、BRAVIA「X5000シリーズ」(?)の発表、それから、フルデジタルアンプ「TA-DA9100ES」や「TA-DA7000ES」の後継モデルの発表など、密かに期待しています。
〔関連情報〕
・業界最高値コントラスト比 35,000:1により、豊かで自然な階調表現と深みのある黒を再現するフルHDパネル「SXRD」搭載 〈ブラビア〉ビデオプロジェクターを発売
(2007年8月21日:ソニーマーケティング)
・コントラスト比35000:1、“ブラビア”フルHDプロジェクター
(2007年8月21日:ITmedia +D LifeStyle)
・ソニー、44万円のSXRD/フルHDプロジェクタ「VW60」-コントラスト35,000:1。ブラビアエンジン内蔵
(2007年8月21日:Impress AV Watch)