ソニラーにとっては嬉しいニュースです。0xF9F8
●Q2'06の液晶テレビ世界出荷数、前年同期比135%増。Sonyが出荷額、Philipsが出荷数でそれぞれ首位維持
(2006年8月22日:ディスプレイサーチ)
ソニーが、液晶テレビ市場において、Q1’06に続いて、Q2’06でも、「金額ベース」で世界シェアNo.1をキープしています。
ここでは、「出荷台数ベース」ではなく、「金額ベース」で1位になっていることに意味があります。台数をこなしていないにも関わらず、金額で1位になるということは、1台あたりの価格がそれなりの金額にキープされているということです。
その他の市場のように、薄利多売の乱売合戦を繰り返していたのでは、「安かろう悪かろう」のアジア勢には敵いません。
高画質かつ大画面のプレミア市場に集中してリソースを投入し、価格下落を避けた、まさにマーケティングの妙といえるでしょう。
(その一方で、20インチクラスもラインナップし、レバレッジさせていますが)
その昔、出荷台数ベースで1QだけNo.1になった時に、「ソニーの3ヶ月天下」と揶揄されましたが、不思議なことに、今回の「金額ベースでNo.1キープ」の件では、どこのマスコミも大きく取り上げていません。
(唯一、ここぐらい)
ここでも、マスコミの短視眼的な、ウケることしか書かない浅はかさが、如実に現れていると言えるでしょう。0xF9CA
というか、これには逆の理由があって、例えば、某○○○カメラで、「100人に1人はタダ!」みたいなキャンペーンを張ると、嬉々として並んでしまうような数値的把握のできない消費者たちがいる限り、この傾向は変わらないでしょう。0xF9D1
(いまどき、そんなヒトいないか)
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